2011年 08月 02日
レッスンメモ∞ 同じ舟に乗る / 何をはずすか
アンサンブルをする時に、大切なのは、
「合わせよう合わせようとしないこと」だ。
意外なのだが、本当にそうなのだ。
合わせようと思えば思うほど、
意識すればするほど、合わない。
合ったとしても、不自然なものになる。
ひとつの点を目指して、合わせようとするのは、
違う舟に乗りながら、海に浮かぶ的を射るような
変な難しさがある。そんなつもりではないのに、
結果的に、そんな難しいことになっていることが、
教えていても、よくある。あらまあという事態に。
アンサンブルで一番大切なのは、
同じ舟に乗ることなのだと思う。
音楽は、動いていくもの。
それは、川のようでもあり、海のようでもある。
静かな流れの時もあれば、激しい波の時もある。
どんな時も、
同じ舟に乗っている感覚さえあれば、
合わせようとしなくても、自然と合うし、
助け合える。音の命がつながる。
たったふたりでも、同じ舟にきちんと乗る。
同じ時を共にし、同じテンポを共にし、
同じ波に乗り、流れを共にする。
大きいアンサンブルになればなるほど、
大きな船に乗ることになる。
だから、船頭=指揮者が
どうしても必要になってくる。
よい船であればあるほど、
船頭が悪くても荒波を察知し、
それぞれが機敏に動き、運行できる。
よい船頭であればあるほど、
よいリハーサル(修理点検)をし、
いざ出発の時となれば、信頼関係のもと、
本当に必要なときだけ絶妙に舵を切り、
動かしているのか動かされているのか
分からないほど、絶妙に動かす。
よいアンサンブルが生まれたときの
気持ちよさというのは、たまらない。
サーフィンは、したことがないけれど、
多分、同じような気持ちよさなのだろうな。
よいアンサンブルができていないときの
気持ち悪さというのも、たまらない。
ものすごく疲れる。変な疲れがたまる。
気が流れる、流れない、ということが
あるけれど、音楽というのは、まさに
それなのだろう。気が滞ってしまうのだ。
∞∞∞∞∞
練習というのは、結局、脳と身体の関係であって、
何を/いかに、意識から外すか、というのが
実は、大切なのではないかと、考える。
「間違えないように、間違えないように」と
練習していると、間違える方を、
知らぬ間に、インプットしてしまう、というこの事実!
悪い癖、というのは、つきやすい。
ひとりひとり、癖も違う。
その癖を逆手にとって、
よい方向に導く方法があるのだと思う。
何を身につけるかではなく、
何をはずして、何を切り捨てて、
おのずから、浮かび上がってくるものを
自然につなげることができるか。
「合わせよう合わせようとしないこと」だ。
意外なのだが、本当にそうなのだ。
合わせようと思えば思うほど、
意識すればするほど、合わない。
合ったとしても、不自然なものになる。
ひとつの点を目指して、合わせようとするのは、
違う舟に乗りながら、海に浮かぶ的を射るような
変な難しさがある。そんなつもりではないのに、
結果的に、そんな難しいことになっていることが、
教えていても、よくある。あらまあという事態に。
アンサンブルで一番大切なのは、
同じ舟に乗ることなのだと思う。
音楽は、動いていくもの。
それは、川のようでもあり、海のようでもある。
静かな流れの時もあれば、激しい波の時もある。
どんな時も、
同じ舟に乗っている感覚さえあれば、
合わせようとしなくても、自然と合うし、
助け合える。音の命がつながる。
たったふたりでも、同じ舟にきちんと乗る。
同じ時を共にし、同じテンポを共にし、
同じ波に乗り、流れを共にする。
大きいアンサンブルになればなるほど、
大きな船に乗ることになる。
だから、船頭=指揮者が
どうしても必要になってくる。
よい船であればあるほど、
船頭が悪くても荒波を察知し、
それぞれが機敏に動き、運行できる。
よい船頭であればあるほど、
よいリハーサル(修理点検)をし、
いざ出発の時となれば、信頼関係のもと、
本当に必要なときだけ絶妙に舵を切り、
動かしているのか動かされているのか
分からないほど、絶妙に動かす。
よいアンサンブルが生まれたときの
気持ちよさというのは、たまらない。
サーフィンは、したことがないけれど、
多分、同じような気持ちよさなのだろうな。
よいアンサンブルができていないときの
気持ち悪さというのも、たまらない。
ものすごく疲れる。変な疲れがたまる。
気が流れる、流れない、ということが
あるけれど、音楽というのは、まさに
それなのだろう。気が滞ってしまうのだ。
∞∞∞∞∞
練習というのは、結局、脳と身体の関係であって、
何を/いかに、意識から外すか、というのが
実は、大切なのではないかと、考える。
「間違えないように、間違えないように」と
練習していると、間違える方を、
知らぬ間に、インプットしてしまう、というこの事実!
悪い癖、というのは、つきやすい。
ひとりひとり、癖も違う。
その癖を逆手にとって、
よい方向に導く方法があるのだと思う。
何を身につけるかではなく、
何をはずして、何を切り捨てて、
おのずから、浮かび上がってくるものを
自然につなげることができるか。
by sachiolin
| 2011-08-02 02:59
| 練習・レッスンメモ∞