2011年 06月 05日
空 ( ) ゲーテ
「脳の中にも空虚な場所がある。つまり眼球にも何も見えない箇所があるのと同じく、いかなる物体も自らの影を宿さないような場所が存在するのである。もし人がこの場所に特別な注意を払いそこに神経を集中させてしまうならば、彼は精神に病をきたし”別世界のものごと”とは、とどのつまり純粋な無であり、形もなければ限界もなく夜の虚ろな空間のように恐怖を与えるものなのだ。そしてこれらのものごとを考え続けている人にはそれは幽霊よりも残酷につきまとうものなのである。」
(ゲーテ)
(ゲーテ)
by sachiolin
| 2011-06-05 23:53
| 空 ( )