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わたしの心の風景メモ。 


by sachiolin
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聴● Ebene Qu.

エベーヌカルテットを聞きに銀座に行った。
結成10年を迎えて、まさに、世界を股にかけて
大活躍する現代最高のカルテット。

それはもう、本当に最高だった。感動の嵐。
前半はドビュッシーとブラームス。後半はジャズ。
こんな風に、クラシックとジャズを両方楽しめて
しまうのは、お得だし、嬉しいし、編曲も含めて、
それを可能にしてしまう、彼らの才能と感性に脱帽である。

特にドビュッシーは本当に本当に素晴らしくて、
一瞬たりとも飽きることがなかった。
どの音にも魂があり、息づいていた。

4人共が、心の底から音楽を愛していて、
世界をキラキラと見つめていて、あふれ出てくるものが、
沢山あって、それが目の前で、音になっている、という感じだった。



楽器というのは、道具でしかないのだなあと、あらためて思った。
あらためて、気づかされた。とにかく、音楽があふれていた。

そして、リズム感や、拍感が、抜群だった。
だから緊張感が絶対にとぎれない。
聞くのではなく、聞かされてしまう、あの感じ。
背もたれから背が離れて、気づけばずっと前のめりになっていた。
うまい落語を聞きに行ったときのことを思い出した。
聞くのではなく、聞かされてしまう。思わず聞いてしまう。
あの感じだ。弾き手/話し手が、一番の聞き手になっている証拠。



こんなに命をかけて演奏して、大丈夫かなあ、と
ちょっと心配になってしまうほど、目の前に鮮やかに
できていく音楽は、命そのものだった。

舞台の上で起きていくその光景は、
音に魂、spiritが吹き込まれていく姿であり、
音楽が、そして観客がinspireされていく現象だった。

in-spire

「In」(中へ)+「Spirare」(息吹)





アンコールで、この曲。
you tubeで、何度も聞いていたけど、
生で聞けて、大感動。思わず涙が出ました。
これを聞く度に、愛おしさ、というものを感じずにはおられない。




これも生で聞けた。ものすごい迫力だった。
生きているって感じ・・・!(なんという感想。笑。)









一緒に聞きに行った友人と、
全員男子、しかも全員フランス人っていうのは、
やっぱりすごいね、と、女子であることを
なぜかちょっと口惜しく感じたりして。

あれが、もし女子4人だと、
多分、いや、絶対ああはいかないのである。

あの感じ、あの力強さ、あの野性。
そして、あの色気。よい意味で、
とても色っぽかった。上品な色香が。


あれが、本物の贈りものであり、
本物のエロス
なのだろうなと、また思った。


いつかあんな風に弾けるようになりたい。
何だか、強くそう思った。
決意ではないけれど、そんな風に自分を
鼓舞させる、何かすごい魔力のようなものを受けた。


この日のことを忘れないようにしよう。
分からなくなったら、この日に戻ってこよう。



今日の言葉*

「大切なものは全て余白にある」
(ヴィム・ヴェンダース)
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by sachiolin | 2011-11-04 01:41 | 聴● | Trackback | Comments(0)

◆ 火 

最近ママになった友と、べビーカーを押して
散歩しながら、ふと、出生前診断の話になった。

出生前診断で異常が発見され、中絶したケースが
10年間で、倍増しているらしい
そして、想像するに、これからますます増えるだろう。
科学技術が進み、医学が発達し、
人間は一体どこまで手をのばすのだろう。
どこまでコントロールするのだろう。


これは、生命倫理だわ。これは、深いわ。。。



何を肯定し何を否定するのか。
命とはなにか。誕生とはなにか。死とはなにか。

親友とは意見がほぼ一致した。

しかし、たとえば自分の死後、
その子がどうなるのか/どうするのか?という
切実な問いを前に、考え込む私たちだった。深いなあ。。。



memo

◆当事者にしか分からないこと 
◆体験してみなければわからないこと 
◆他人事と自分事   
◆立場 
◆意見 感想 感情 思い
◆切実 現実 リアル イメージ
◆想像力 
◆命 体 心 
◆生きるとはなにか?◆生かすとはなにか?
◆死ぬとはなにか?◆死なせるとはなにか?
◆命の鎖 
◆可能性 
◆権利 ◆権利の境界線
◆生きる権利 ◆生かす義務?
◆死ぬ権利? 死なせる権利?
◆義務 権利
◆それぞれの「あたりまえ」
◆常識 ◆良心 ◆善悪
◆真善美 
◆担っているもの 
◆背負っているもの
◆切る ◆つなげる 
◆科学技術 
◆発達 衰退
◆進む 退く
◆三歩進んで、二歩下がる
◆行きつ戻りつ
◆直線 曲線 一直線 
◆まっすぐ 猛進 追突 「推進派」
◆「反ーーー」「脱ーーー」
◆障害児?障害? 
◆だれにとっての何にとっての障害なのか?
本当のところ
◆なにが「障害」なのか?
◆なにが「病」なのか?
◆「病気も個性だよね」
◆なにがよいのか悪いのか?
◆なにが正しいのか間違っているのか
◆社会 家族 親子 家庭 
◆庭 
◆輪を描くような日本庭園  
◆シンメトリー 西洋 構築
◆不変 対称 回転 
◆生老病死
◆存在 実在 
◆意義 意味 
◆宇宙
◆生
◆自分の残せるもの/残すもの
◆自分によって残されたもの
◆自分の生まれる前
◆自分の生きている間
◆自分の死んだあと
◆前と後 間
◆今まで これから 今のあとのあと
◆過去 現在 未来
◆子どもが生まれる前/後
◆子どもが生きている間
◆子どもが死んだあと
◆点があつまり線 
◆曲線 波線
◆輪 環 
◆何を後悔するのか?/するであろうか?


命というのは蝋燭のようだと感じる。
たぶん、神さまから、蝋燭は、皆に平等に手渡される。
ただ、蝋を残して炎が消えてしまうこともある。
蝋が完全にとけ切ることもある。

ひとつ確かなのは、その炎は、聖火リレーのように、
綿々と太古の昔からつながれているものだということだ。 

命の蝋燭。命の灯。



ヘッセの「デミアン」のなかに、
炎をじっと見つめるシーンを、ふと思い出す。
「炎をじっと見ることで、沢山のことを学ぶ」
確か、そういう内容が書かれていたような気がする。

電気が発明される前は、人は皆
火で生活し、火をそばにおき、火を見つめていた。
火は、温かみもあれば、激しさもあり、危険もある。
きっとそこには、火に対する野望や羨望や畏怖の念や
祈りが、原始的な本能として、心の深いところで
息づいていたのだろうなあと、想像する。

電気は、便利だ。そして、また危険だ。
消せない火を手にしてしまった
私たちは、これからどこへいくのだろう。



今日の言葉*

「友人とは、あなたについてすべてのことを知っていて、
それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。」

(Elbert Harvard)
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by sachiolin | 2011-08-05 02:17 | かけら◆ | Trackback | Comments(0)
音楽を奏でることは、心が動くことなのだ。
音を動かすことは、命を運ぶことなのだ。

心というのは、感情なのだろうか。

どうもちがうような気がする。
感情とはなんだろうか。
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by sachiolin | 2010-05-30 10:36 | 考〇 | Trackback | Comments(0)

〇 運び屋さん

自分が生きているというその事実は、
はるかかなたから続く人類、そして
宇宙の大きな物語の一滴である
ということに他ならず、
そういう意味で音を出すことも生きることも
「つなげる」ことなのだと思う。

自分に対するエゴで固まるのではなく、
他者に対するリスペクトを自然に持ち、
世界に開くことで、自分が開かれる。


生きものは皆「なにか」をつなげる、運び屋だ。
この世界は皆「なにか」の大きな物語だ。


音楽を奏でることは、心が動くことなのだと、
音を動かすことは、命を運ぶことなのだと、
あらためて実感する今日この頃。 


心というのは、感情なのだろうか。
どうもちがうような気がする。

感情とはなんだろうか。



音の運び屋さん。
命の運び屋さん。

まいどー。
今日もお届けー。
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by sachiolin | 2010-05-02 00:01 | 思〇 | Trackback | Comments(0)