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わたしの心の風景メモ。 


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自分にとっての死角、盲点というのが必ずある。その、「ジョハリの窓」のひとつは、決して自分では開けられない。それを見出し、開けてくれるのは、他者だ。開かれた窓からは新しい風が吹き、雫が落ちる。 自分のなかのなにかが変容していく。変わっていくには、踏ん張りが必要だ。背後に現れた新しい窓から見える景色全てを、全身で受け入れていかねばならない。村上春樹さんの書いていた「タフにならなくてはならない」という言葉がふと落ちてくる。河合隼雄さんは「わたしは患者たちが石のようになるのを手助けするのです」と話していたそうだ。タフであるとは、ある種、そういうことであるのかもしれない。そこには重厚で崇高な黒い沈黙がある。コトバにならない場所。その先に、きっとまた新たな窓があり新たなコトバがある。それは、コトバのあるところとないところを行ったり来たりするのではなく、交互に折り重なってゆくコトバと沈黙の地層を掘り進むような出来事である。


今日の言葉*
「沈黙したまま坐っていること、矛盾に耐え、対立するものを包摂することをも心理療法の一部にせんとしている。河合は、全体あるいは無の円環の内部で、上下方向と左右方向に螺旋運動することで、静止状態にある中間点に分け入るのである」
(河合隼雄「ユング心理学と仏教」)
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by sachiolin | 2011-01-28 23:03 | 考〇 | Trackback | Comments(0)

空 ( ) 開高健

謙虚な、大きい、つぶやくような黄昏が沁みだしている。その空いっぱいに火と血である。紫、金、真紅、紺青、ありとあらゆる光彩が今日最後の力をふるって叫んでいた。巨大な青銅盤を一撃したあとのようなものがあたりにたゆたって、小屋そのものが音たてて燃えあがるかと思われる瞬間があった。

(開高健/輝ける闇)
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by sachiolin | 2011-01-26 02:43 | 空 ( ) | Trackback | Comments(0)

聴● Danny Boy

Danny Boy


この人の奏でる音や音楽は、
なんでこんなに、心の奥の奥まで
やさしく深く沁みわたるのだろう。

泣ける。





やっぱり、ビル・エヴァンスは、月の上のイメージ。
響きがピュアで孤独で果てしなくいとおしい。好き。




エルヴィスが歌うとこうなるのかあという感動。
どうなるって、丸ごとエルヴィスになっちゃう、という。
桑田さんも、どんな曲を歌っても自分色に染めてしまうけど、
エルヴィスさんもそうだよなぁと。それだけその人自体が芸術ってすごい。



わあ。。。。。

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by sachiolin | 2011-01-24 01:53 | 聴● | Trackback | Comments(0)

聴● I Loves You Porgy

ステキスギテ、ここ数日何度も聞いている。
何度聞いても、ステキスギル。
本当によいものは、何度聞いてもよい。
本当によいものは、何度でも聞きたくなる。

なぜ、I love you ではなくI loves youなのか。
黒人英語の文法的に間違った表現から来ているという説と
3人称単数のsをつけて、どうやら自分があなたを好きらしいわよ
と、直接伝えられないもどかしさ?を出している説があるらしい。

なんとなく、2つ目であってほしいわ。笑。
だって人を好きになるって、そういうことだものなぁ。


あぁ。Nina Simone、ステキスギル。


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by sachiolin | 2011-01-24 01:39 | 聴● | Trackback | Comments(0)
「 タットルは感情を忘れた。ただひたすら目をひらき、頭上にひろがるまっくろくおおきな星空に、小柄なそのからだのすべてを委ねた。頭上の星月夜と、プラネタリウムに映し出された夜空。一見おなじようなふたつの空は、タットルの目に、まったくかけはなれたものに見えていた。
 星々のあいだにくろぐろとひろがる闇。ただ一様に暗いのではない。ほんとうの闇は手でさわれそうなほどたしかで、それでいて、はてがなかった。もっともちいさな星のむこうにさえ、闇の無限の奥行きがまちがいなく感じられた。巨大な闇は星月夜にちらばる光を縦横につなぎ、目に見えない星くずをひとつずつつなぎ、そしてタットル自身をさえ、無限のさらに先へとつないでいた。」

「 タットルは見つめかえす。
 おとめ座。りゅう座。はくちょうにとかげ。ケフェウス座の上には赤いガーネットスター。アンドロメダときりん座にはさまれている、ぼんやりとした二重星団。
 そして、それらの星々をはらみ、自分の足元からこの世のはてへと広がっている、底のしれないほんとうの闇。
 見えない、きこえないからといって、そこになにもないということにはならない。胸のなかで、タットルはそうひとりごちた。闇は空洞なんかじゃない。光発せずにいても、まっくろくておおきな闇こそが、この星空の、まさに大神なんだ。」


(いしいしんじ「プラネタリウムのふたご」より)
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by sachiolin | 2011-01-17 23:37 | 空 ( ) | Trackback | Comments(0)

◆いしいしんじさん

いしいしんじさんのインタビューのお話、
読んだとき、衝撃だった。鳥肌が立った。
想像以上に、変わった人だった。変人だ。
私は元来一風変った人が好きなのだ。
もう、いしいしんじさんという人そのものが、
とても好きになってしまった。どうしよう。
それは、恋に落ちる感じの「好き」だった。
会ってもいないのに。とにかく今は、
いしいしんじさんの作品に夢中である。

いろんな作家さんがいて、
いろんな物語が、この世にはある。

でも、いしいしんじさんほど、
自分の心にぴったりとくる物語に、
未だかつて出会ったことがない。

夢か現かの、その世界に身を浸していると、
自分のかかえている水たまりが気持よく
さざ波を立てる。波がととのえられる。


ほんとうに、かなしい気持ちのとき。

私はそういうとき
文字が頭に入ってこないし、
何かを読む気にもなれなかった。

でも、いしいしんじさんの本は、
そういうときにも、わたしを
包んでくれるようだ。それを感じる。
多分、わたしの心の深い底にも響く
なにか特別な音が、いしいさんから
発せられているのだろう。



インタビューでのお話。
よく思い出す。よく考える。


体の外と内のこと。
チューブのこと。
世界と私との間にある溝のこと。
こころとからだのこと。
机の下の黒い風船のこと。

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◆世界と言うのは自分がひとりで何しようと関係ない=別なものとして存在している

◆三崎に引っ越してからはすごく健康的で、身体の中から自分の表現するものが出てくるっていう、自分がチューブみたいな感じがすることがときどきあって、自分の身体のことはすごい信用しているんですけど…身体って自分に一番身近な「外部」じゃないですか。自分にとって「対象」ですよね。その外部がそれ以外の遠い外部とうまくつながりを保っている時には、そのチューブの中の風通しもよくなる感じがあるんです。

◆そのチューブってクラインの壺みたいな形をしているんじゃないかと思うんです。つまり、外部イコール内部なんですよ。だから自分が即世界、というのは外部から広がっていくんだけれども、それがどんどん広がっていくと自分の内側に入ってくる、そういうようなことがぐるぐる回って写真になったり小説になったりするのではないかっていうことを、今、喋りながらふと…

◆世界っていうのは自分が思ってもいないような方向にガーッと開いているということがすごくあってね

◆書くっていうこと自体が他者を作るってことなんだって気づいたんだと思います。「結ばれ」と「切り離し」とが同時に起きてしまう。それまでは他者というのがあらかじめいて、それに対して何かしないといけないって思っていたので実は他者とつながっているつもりで切れてたんです

◆宗教って内と外がひっくり返りみたいなものをちゃんと筋の通ったもので包んでみましょうかっていうような、だからクラインの壺をガラスケースに入れたようなもので、ガラスケースはいろいろな方向から見られる

◆小説もある意味そのクラインの壺に理屈を与える、内側と外側をつなげられる別の回路を考えてみて、つながったりつながらなかったりの、その明滅を味わうということだと思うんです

◆集中していれば陽気

◆平均台をあるく

◆机の下に黒い風船。机に穴があいている。
黒い風船が、一度沈めて、上がってくる。
黒い風船のなかに何かが見えてくる。(つながっている)

◆言語と身体が一緒に動いている

◆自分と違う⇔万能感(どんなところにでも自分を投げられる)
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by sachiolin | 2011-01-13 23:05 | かけら◆ | Trackback | Comments(0)

かけら◆17

日々思いついては消えていったり
日々他からもらってはためていったかけらを、
たまに書いていこうかなと。

本日17回目の試み。

基本的にごちゃごちゃの100%自分のための
メモなので、 あしからず…。
ごちゃごちゃが、いつかどこかで
繋がったりしたら面白いなぁ~



◆わかりやすく、深く。
◆シンプル
◆分解してから統合する

◆ことばにすること

◆溶かす・紐とく・分解する・壊す

◆分からない→分かる・分かつ→つなげる→分かち合う
◆ 自分のことばで、説明できるか?
◆ものがたり・みながたり

◆「守破離」 

◆ 蒔・育・実・枯


◆プロであること 
◆プロの楽しみ・アマチュアの楽しみ 
◆制限/期限内での生産性/クオリティー 
◆続けてきたこと
◆楽しむ・楽しませる 
◆in・out →循環 
◆めぐること 
◆お金をもらうこ/出すこと 
◆社会にかかわること→人にかかわること→個人にかかわること
→一対一・ダイアログ
◆自分との関係性
◆人がつながる/つなげること 
◆水路を引くこと 
◆水門を開くこと


◆できることを続けること 
◆最高ラインをあげられるかではなく、
最低ラインをキープできるか、あげられるか。
◆上乗せではなく、底上げ 
◆責任を持つこと/持てないことにコミットしないのが責任
◆時々空を見上げながら、歩む道を見ること 
◆歩くこと 
◆振り返ること 
◆背負うこと 
◆捨てること
◆シンプルになっていくこと

◆大地(女)×種(男)=芽・育・実・枯  
◆植物・動物 樹木・人間 
◆生き物 いのち 生老病死  
◆小さな流れ 大きな流れ  
◆小宇宙 大宇宙  
◆きっかけ 
◆はじまり=おわり  
◆分割・統合 
◆わけて、つなげる・つながる


◆芯のつよさ 
◆ぶれる・ぶれない 
◆遠心力に耐えられるか 
◆耐性 強度 
◆強さ・弱さ 
◆核 
◆芯  
◆核心 革新 確信  
◆やわらかさ かたさ しなやかさ  
◆選び取ること 選ばれること  
◆本当に大切なこと 
◆1番大切なこと …とそれ以外   
◆自分にとっての「ほんとう」
◆山場 メリハリ 流れ 山と谷   
◆光と闇 
◆器 刀


◆違和感 コンプレックス 
◆さざ波 震え 
◆津波 のまれる のむ 破壊  
◆竜巻 渦 中空 天地 上下   
◆感情? 
◆凪 波紋 円 ひろがり 

◆ 音の芯をとらえる 
◆音に焦点を当てる 
◆ピントのあった音 
◆ピンボケの音 
◆音の画素数 
◆ズームイン・アウト 

◆小宇宙ではなく大宇宙を 
◆小我ではなく大我を  
◆ゆったりじっくりたっぷり


◆「悪い人、はいないですよね。悪い状態があるだけです。」  

◆「その時わかってくれなくても、それはそれでよいと思ってる。
いつか時期がきて、思い出したり、気付いてくれれば。
何かのきっかけになればそれでよい。」 
◆種を蒔くこと。大地が育つこと。芽が出ること。実ること。
◆見守ること。待つこと。


◆本人にしか分からないこと/できないこと  
◆他人だからできること 
◆家族だからできること  
◆ひとりでできる/すべきこと 
◆ふたりでできること 
◆みんなでできること  
◆どこまで助ける/られる/べきか 
◆どこまで見守るか 
◆寄り添うこと 向かい合うこと 同じ方向を向くこと 


◆音を手からこぼさないこと 
◆音の泉から、丁寧に掬うこと  
◆音を垂れ流さない 
◆すごい人ほど、どんな小さな音にも神経がいっている 
◆どこをとっても絵になる、音楽になる 

◆ふたつの音を同時に聞く 今出ている音、これから出る音 
◆終わりが始まり 始まりが終わり
◆同時通訳者 



◆熱と光 
◆器 
◆めぐるもの 
◆部分と全体 
◆ひとつでありひとつでないこと 
◆表と裏 
◆目 
◆光を通すもの 光を映すもの 
◆見つめる 映し出す 
◆澄んだもの 淀んだもの 流れ 


◆縦書きと横書き 
◆漢字 ひらがなとアルファベット 
◆層構造 和声 厚み 


◆「困ったときはおたがいさま」 
◆「もちつもたれつ」 
◆「おかげさま」 
◆「まいどありがとう」 
◆「おつかれさま」 
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by sachiolin | 2011-01-09 02:22 | かけら◆ | Trackback | Comments(0)

夢 /// 底なし沼

ドロドロとした恐ろしい夢を見て、起きた。自分の中の闇の底のようなものを見たような気分がして、起きてからも、心の襞にへばりついたその不可解なものに、しばらく苦しんだ。きっともっと深い。今は、それをじっと見つめなければならないのだろう。 心は底なし沼だと、実感した。

河合隼雄【コンプレックスというかぎり、それは感情によって色どられていなければならない。感情のからみつきのない、自分の劣等性の認識は、むしろコンプレックスを克服した姿である】
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by sachiolin | 2011-01-09 02:03 | 夢 /// | Trackback | Comments(0)

電車のなかの袋小路。

帰りの電車で、前には超ミニスカートで網タイツの女性がいて、左には、社交ダンスの映像を超スローモーションで見ている男性がいて、右には、眠りの世界に落ちてもたれてかかってくる男性がいて、袋小路だと思った。
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by sachiolin | 2011-01-09 02:01 | Trackback | Comments(0)

練習メモ∞ 音階全調

ハイフェッツが、スケールの全調を弾いていた/生徒に弾かせていたと読んでから、自分でも試している。カールフレッシュの5番。長調のあと平行調を順に弾くようにした。これがすごくよいのだ。調性感と和声感が身につく。意外に全部で10分ちょっとくらいで終わるし。これで何でも弾ける(気がする)
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by sachiolin | 2011-01-09 02:01 | 練習・レッスンメモ∞ | Trackback | Comments(0)