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わたしの心の風景メモ。 


by sachiolin
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<   2010年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

道∺老子

「道(タオ)の働きは、
なによりもまず、空っぽから始まる。
それは、いくら掬んでも掬みつくせない
不可思議な深い淵とも言えて、
すべてのものの出てくる源のない源だ。

その働きは鋭い刃をまるくする。
固くもつれたものをほぐし、
強い光をやわらげる。
そして舞いあがった塵を下におさめる」


「道(タオ)のなかを最も深く貫いている
動きは何かと言えばreturningなんだ。
re-turn-----再び転じること。
それは私が、反、復、回、周、環といった言葉で
幾度も語る動きだ、それは大きく転じて戻ってゆく。
この動きは弱いと言えるほどゆったりしている.
水のような柔らかな動きだ。
それはどこへ戻ってゆくのかって?
あの非存在、名のない領域へだ。
あらゆる存在は確かに実在しているのだが、
いま「有る」存在はみな「無い」のなかに戻ってゆく。
そしてそれはふたたび「有」の存在のほうへ
「名のある領域」へ、反転してゆく。
だから道(タオ)の動きは深くて大きいと言うんだ」


「『道(タオ)』っていうのは萬物生み出す
根源の玄の働きのことだ。この生み出された萬物を
それぞれその内側から動かす力ーー
それを私は『徳(テー)』と呼ぶんだ。
道が生んだものを 徳が養うわけだ。
養い育てて、形をつくり存在する場をあたえる。
・・・・・
萬物が道や徳を尊敬すべきなのは
それが無理に圧しつけられたものじゃないからだ。
自然に生れてその本来の力を植えつけられたからだ。
道と徳は法律や社会道徳じゃなくて
ものの内にある力なんだよ。
すべてを生みだし、養い、育て、成熟させ、
そしてその果実が地におちたら埋めてやる。

生み出したからって、自分のものにしないし
大変な働きをしたからって、威張らない。
成功して人びとの頭に立ったからって
支配して操ったりしない。
だから私はこういう道(タオ)の働きを
玄徳、神秘のパワーと言うのだ」



加島祥造「タオ 老子」より
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by sachiolin | 2010-03-29 09:21 | 道∺ | Trackback | Comments(0)
先日ひさしぶりにシュトラウスの
「こうもり」の本番があった。

なんだかこの日は特別ものすごく楽しくて、
心の底からわくわくしてしまった。

お客さまも、とっても楽しんでいた様子で、
オケピットから、たくさんの笑顔を見て
弾きながら、最高に幸せな気分になった。

音楽ってすばらし~
音楽続けてきてよかった~~

と素直にそう感じてしまった。


「こうもり」は、オペラというスタイルが
ぴったりと嵌っている名作だと思う。
これが演劇でも、テレビドラマでも
ミュージカルでも、きっとしっくりこない。
それだけ、オペラならでは!を楽しめる作品だ。
音楽と舞台と踊りと…いろんなものが
見事に混ざり合って、キラキラしてる。

騙し合いとか、浮気とか、色んなことがあって、
最後の最後で、「全てはシャンパンのせい」と
言いきって、幕が閉まるのが、すごく好き。

あれを見る度に、
好きな映画監督のフェリーニの
「人生とは祭りだ。共に楽しもう」
という言葉を思い出す。

そうだ。人生は祭りだ。


こうもりといえば、クライバー!
いやー本当に本当にすばらしすぎる。
登場しただけでブラボーにも納得。
音が薫ってる。愛が満ちてる。涙がでる。
一度でいいからこの人の指揮で弾いてみたかった。
今もこれからもずっと、憧れの人。


■ ヨハン・シュトラウス/ こうもり 序曲





■ 雷鳴と電光

なんと生命力のあふれる演奏!



■ Richard Strauss / Rosenkavalier (薔薇の騎士)

音楽が泉のようにあふれ出ている!


■ Beethoven / Symphony Nr.7 2.mov.

ああ音楽ってすばらしい・・・ あったかい。
どんな痛みにもどんな苦しみにも寄りそってくれる。


■ Brahms / Symphony Nr 4 1.mov.

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by sachiolin | 2010-03-24 10:09 | 観■Musik | Trackback | Comments(0)

道∺西郷隆盛

「ふたつなき 道にこの身を捨小舟 波たたばとて 風吹かばとて」

(西郷隆盛・辞世の句・享年49歳 )
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by sachiolin | 2010-03-23 09:54 | 道∺ | Trackback | Comments(0)

~~ 夜空

今日の夜の帰り道は、
不思議な静けさに包まれていた。

深い深い群青色の夜空に、
月がやさしく微笑んでいた。
月のそばをうっすらと雲が覆い、
微かな風が、私の頬をやさしく撫でた。
どこかの窓辺から、ラジオが聞こえてきた。 
白いカーテンがふわりと揺れた。
部屋のあかりがチラチラと瞬いた。
そばを歩く人は静かにこちらを振り向いた。

鉄製の頑丈な門扉をぎぃと閉めてから、
私はもう一度、広い深い夜空をじぃっと見つめた。

月があいかわらず、やさしく微笑んでいた。

月の光が、地面に黒々と門扉を刷り込んだ。
地球の影が、月にうっすらと刷り込まれた。


この夜空とこの月とこの風を
あなたに届けたかった。

見ていますか、この月を。
見ていますか、この空を。


だいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶ。
何がおきてもだいじょうぶだよ。
神さまは、越えられない試練を決して与えないから。
時を経て、ふわりと色んなことが全部包まれるから。

だいじょうぶですから。


あなたにむかって、
その文字を空に大きく刻んだ。


空になれたなら

だれかにとっての、
広い空になれたなら。


空にむかって、
静かにひとつ大きく息を吸った。
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by sachiolin | 2010-03-23 09:41 | 綴 ~~ | Trackback | Comments(0)

かなしみの砂時計

竹内整一先生の「『かなしみ』の哲学」を
じっくりと再読させていただき、じっくりと反芻して、
書きだす機会があった。自分の中で長いこと
もやもやとしていたことが、いろいろと
つながって、自分にとって、とても大切な
時間だった。色々なめぐり合わせや、
色々なものごとに感謝。




1●●●「個」のありかた
2●●●「学習」するかなしみ・「分かつ」こと
3●●●砂時計のかたち・悲哀の「器」 
4●●●砂時計のおと・悲哀の「響き」
5●●●いろいろな器・響き・共鳴・共生

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by sachiolin | 2010-03-14 22:21 | 考〇 | Trackback | Comments(0)