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わたしの心の風景メモ。 


by sachiolin
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<   2007年 12月 ( 11 )   > この月の画像一覧

もう大晦日だとは!!
光陰矢のごとし。

2007年は、私にとって「根を伸ばす」年でした。

1年半弾かせて頂いた歌劇場を去り
3月にこの村に戻ってきてから
毎週レッスンを受け、ひたすら吸収した日々。
あんなに必死に練習したのは、日本の大学受験
以来だったかもしれません。笑
楽器の構え方やボーイングなども今更ながら
根本的に見直し、改良を続けた日々でした。
(現在進行中…)
この辺境の地で巡り合った我が師匠は
私の憧れの人、シャンドール・ヴェーグやミルシュタインの
下で学んだ人であり、「ヴェーグはいつもこう言っていた…」
「ミルシュタインの音といったら…」などというお話を聞く事、
その教えを直に受ける事というのは、宝のような時でした。
先生のベルトの位置が、私の肩とほぼ同じくらいで、
指番号などを見る時は、とび跳ねたりしていますが、
体の大きさだけではなく、先生の音楽は、
宇宙を感じさせるような大きさで、広くて、
その世界に足を踏み入れられることに
いつも感動しています。

2007年を振り返りながら、最も鮮やかに記憶に残るのは
夏に札幌で参加したPMF音楽祭での
リッカルド・ムーティの指揮。
ひと昔前の黄金時代を生き抜き、
その音楽を直に感じてきた
マエストロの言葉そしてタクトには、
どの瞬間にも心を打たれ
目を輝かせずにはおられませんでした。
先代から引き継がれてきた音楽への熱いメッセージを
受け取られたことを本当に幸せに思います。


少しずつではありながらも、確実に
根を伸ばし続けられたことは、
珍しく自分を褒めてあげたくもあり
2008年は美しい花が咲くことを願うばかりです。


そして、こうして幸せに2007年を過ごすことが
できたのも、沢山の方々の温かさに支えられて
きたからであり、いつもながら、
心からの感謝で一杯です。
ありがとうございます。


2008年は、より自分に素直に、
何よりも「心」を大切に、
そして健康も大切に、体も鍛えて、
まっすぐ成長を続けることのできる人間であれたらと思います。

そして、ますます混沌と荒れ狂うこの世の中で
世界中の一人でも多くの人が毎日幸せに過ごせること、
世界中の一人でも多くの子供が毎日楽しく笑えることを
心から願います。


こんな私ですが、
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまにとって、素晴らしい一年になりますように。



写真;キラキラ光る丘へ散歩。


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by sachiolin | 2007-12-31 14:16 | ご挨拶【】Grüße

ヨハネスの死

ヨハネスというそれはそれは背の高い
打楽器専攻の学生がいた。

廊下ですれ違うと
それはそれは背の小さい私は、
「ハローーーー」と
首を真上に上げて声をかけて、
それはそれは背の高いヨハネスは、
「ハローーーー」と
にかっと何とも言えないいい笑顔を返して
悠然と私の横を過ぎ去っていった。

後姿をひょいと振り返ると、
頭が天井につくかつかないかという感じなのに
不思議と変な圧迫感はなく、
ただ悠然と去っていくのだった。
そのゆらゆらとゆっくりと歩く姿に、
私はいつもはっとした。


いつも冗談を言っては皆を笑わせて、
ヨハネスの周りは、ぱっとすぐに
明るくなった。

まるでまっすぐと太陽に向かって
枝を伸ばす美しい大木のような人だった。

その大きな木の下には、鳥が集まり
花が咲き、いつも笑顔があった。



そのヨハネスがおととい亡くなったのだという。
朝、ベットで冷たくなっているのを
発見されたのだという。
突然死だったのだという。

私にはまだ信じられないが、きっと
神様はまた命の灯火をひとつ消されたのだ。


一体なぜ。


信じられない。
心がきしきしと痛む。

命の灯火の儚さを、はたと感じた今日という日。



昨日は木に美しく凍てついていた氷も、
今日は風に吹き飛ばされて、一面の氷畑だった。



サクサクと
踏み歩んでは、
ゆらゆらと
心の灯火が震える。




心からご冥福をお祈りいたします。
どうぞ天国で安らかに。



今日の言葉*
「人皆生を楽しまざるは、死を恐れざる故なり。
 死を恐れざるにはあらず、死の近き事を
 忘れるるなり。」
(吉田兼好)





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by sachiolin | 2007-12-30 02:21 | 思〇

ドイツの漢方薬

胃腸の調子がなかなか治りませーん。
2007年の疲れがどっと押し寄せて
いるところなのかしら。
ひとまずはゆっくりしましょう。

胃腸が悪いならと勧められたのが、
「Iberogast」という薬。
これを一日に3回食前に20滴。
苦いのなんの…。。。

良薬は口に苦しデスネ。
「Was bitter ist dem Mund,
 ist innerlich gesund.」


この薬と同じく、日本でいう漢方薬に近い
Pflanzliches Arzneimittel(直訳;植物性医薬品?)
というのが、ドイツにも結構あって、
「風邪かな?」と感じた時に飲むと効くのが、
「Angocin」。これも、ドイツ生活が長い日本人の
方に聞いた薬。私も何度もお世話になっている。
ドイツに住んでる方々、お勧めです。

「Cetebe」は、所謂ビタミン剤。
今回は薬局のお姉さんに勧められて
Zink(亜鉛)入りを買ってみた。



パキスタンで元首相ブット氏暗殺。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071228i115.htm?from=main1
心からご冥福をお祈りいたします。
世界に平和が訪れますように。


写真;イべロガストに、アンゴチンに、ツェテベ。

今日の言葉*
「Gegen Dummheit ist kein Kraut gewachsen」
(馬鹿につける薬はない)



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by sachiolin | 2007-12-29 01:54

メリークリスマスです

みなさま


メリークリスマス


私は
食べすぎが祟ったのか、
疲れがたまっていたのか、
胃腸を壊してしまいました~
泣。

昨日もほぼ何も口に入らず
今日はほんの少しだけ。
悲。


風邪なのかなぁコレ。

私の体が、食べ物を受け付けないなんて
変な感じデス。下したりはしてないのですが
(聖夜に汚い話でごめんなさい。)
お腹全体がぴりぴり痛い。
こういうときは、じっとしていないで、
寧ろ動いた方がよいのかしら。


元気になれ私。



そんなこんなですが皆さま、
素敵なクリスマスを


写真;村の移動式クリスマス市

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今日の言葉*
「あなたの子供は、あなたの子供ではない。
彼らは人生の希望そのものの息子であり娘である。
彼らはあなたを通じてくるが、あなたからくるのではない。
彼らはあなたとともにいるが、あなたには屈しない。
あなたは彼らに愛情を与えてもいいが、
あなたの考えを与えてはならない。
何となれば、彼らは彼ら自身の考えを持っているからだ。
あなたは、彼らのからだを家に入れてもいいが、
彼らの心をあなたの家に入れてはいけない。
何故なら、彼らの心は、あなたが訪ねて見ることもできない、
夢のなかでさえ訪ねて見ることもできないあしたの家に
住んでいるからだ。
あなたは彼らのようになろうとしてもいいが、
彼らをあなたのようにしようとしてはいけない。
何故なら、
人生はあともどりしなければ、
昨日とともにためらいもしないからだ。」
(カリール・ギブラン)
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by sachiolin | 2007-12-25 04:40

小さな炎

ここのところ、ものすごく寒い。
何日か前に、友人と夜道を歩いていて
ふと気づいたら、この世が全て凍っていた


道端の草々も、
置き去りの自転車も、
恐竜のモニュメントも、
電話ボックスも。


キラキラ
キラキラ
キラキラ



いつか観た「the day after tommorow」
という映画を思い出した。
本を!本を燃やさなくては!!
みたいな…。


どうやらあの晩、マイナス10度は
軽くいっていたらしい。


寒。



友人は、髪をきちんと乾かさずに
外に出て、「ん?もう乾いたのかしら?」と
髪に触れてみたら、かっちんこっちんに
凍っていたとか。そりゃ、凍りもしますわ。

ブルブル
ブルブル


楽器も寒かろうと、
ケースの上に、ケースのケースを被せた。
この大型リュックを私が背負うと、
必然的にリュックが歩いている格好になる。
成田空港でも、「お客様、それはちょっと…」
と、とめられたこともあったりして。



今日は、楽器とゆっくり話す時間が持てた。
ゆっくり話していたら、色々いい発見ができて
新しいイメージがぱっと降りてきた。
こういう瞬間が楽しい。


夜は、クリスマスオラトリオの合わせ。

何だかしらないけれど、
弾いていて、とっても楽しかった。
バッハの音楽に包まれて、幸せな時間だった。
心に炎が小さく灯った感じ。

弾くこと自体を、こんなに心から
楽しんだことが、最近あったかしら。


私は、ヴァイオリンを弾くのがやっぱり
好きなんだなぁと思った今日という日。



今日の言葉*
「自分の容貌を知らない者は、鏡を悪くいう。
 自らの心を知らない者は、人を悪く言う。」
(モンゴルの諺)
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by sachiolin | 2007-12-22 08:24

自分の出す音って一体何なのでしょう。


「楽器のせいだから」
といったって、
その音を出しているのは自分自身で。


気づくと最近は、
「○○のせいだ」とか言われたり
自分でもいつのまにかそう思っていたりして
結局それは、原因や理由を探しているだけで、
根本な問題から逃げてはいないのか。

誰かのせいでも、何のせいでもなくて
そうやって理由を他に求めることで
自分から逃げてはいないのか。


本当に自分は、どういう音を出したいのか?




何気ないひとことに、
ひとりで勝手に傷ついて、
涙がぽろぽろ出たりして。

一体何にそんなに傷ついて
一体何がそんなに悲しいのか。






否定することは、簡単で、
否定する力は、強くて、
思いのほか人をだめにする。


否定する人も、
否定される人も、
きっと幸せではなくて、
知らない間にだめになる。



肯定することは、簡単ではなくて、
肯定する力は、大きくて、
思いのほか人を強くする。

肯定する人も、
肯定される人も、
きっと幸せで、
知らない間に成長する。


ただ、
真の肯定をするためには、
否定が大事で、
否定がなければ
真の肯定は生まれないのだろう。



These
Antithese
Synthese



問題は、否定が身に起こったときに、
どうそれを肯定に転じるかということで。
ものごとは表裏一体で、オセロのように、
白が黒にぱぱぱっと鮮やかに変わる瞬間が
きっとあるのだろう。
その瞬間を信じて前に進めるかどうか。
可能性を信じられるかどうか。

可能性の蕾を、摘みとらないで、
花が咲く日をじっと待って。



たとえ誰が何と言おうとも、
どんな一歩も、自分が選んだ道のりで、
もう決して戻れない。


自分にだけは決して嘘をつかない。
人のせいにしない。



心を一番大切に。




今日の言葉は、「蕾」ということで、
自分の書いたことを思い出すの巻。
偉そうにいってますなぁ。



今日の言葉*

小さい蕾でも、花開くときというのが
きっといつか来るのだろうと思う。
大地と水と太陽と
咲きたいと思う心があれば。
沢山のものを注いでくれる人がいたから、
この世に芽を出すことができたのだろう。
自分の気づかないところで、
沢山のものを沢山の人に注いで
もらってきたのだろう。
でもきっとまだ咲いていない。

私の好きな呪文。

何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばせ
いつか大きな花が咲く


いつの日か、やっと花が咲いたとき、
もう注いでくれた人はいないかもしれない。
花の咲く姿を見てもらえないかもしれない。

それでも、きっと空に向かって
咲いていたい。きっと空から見てくれる。

いつの日か、注ぐ人になったとき、
たくさんの人に、惜しみなく注ぎたい。

いつの日か、枯れて、大地に戻るとき、
ありがとうとまた言いたい。


めぐりめぐって、まためぐり
ぐるぐる回って、摩訶不思議。
人の命も、花の命も、
水も大地も太陽も、
きっとひとつに繋がって、
注ぎ注がれ、見守られて、
生きては死んで、どこへゆく。


見えないものを見つめたい。
見えないものを大切にしたい。
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by sachiolin | 2007-12-21 10:34

Right Brain vs Left Brain

面白い!!

THE Right Brain vs Left Brain test
私はどうにもこうにも右回りにしか見えない。


が、からくりがわかったら、
一瞬左回りにも見えたりして。



今日の言葉*
「Aus den Augen,aus dem Sinn.」
(去る者は日々に疎し)
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by sachiolin | 2007-12-21 02:16 | 占∴

じーん

ある友人の演奏を聴いた。


なんでもないレッスン室と
なんでもないピアノ。
音は全然響かないし、
ピアノは全然鳴らない。


でも、
彼女の「伝えたい気持ち」は
そんなものより100倍くらい勝っていて
彼女の「心」は
そんなものより100倍くらい澄んでいた。



じーんときたなぁ。




ああいう演奏は、めったに出会わなくて
ああいう演奏は、どうも忘れられなくて、
人生の一場面に、大切に記憶される。


あなたって人は、本当にのだめちゃんですね。
すごい才能ダヨ。


やっぱり心が大事なのだなぁ。
見えるものより見えないもの。


いい音楽をありがとう。



今日の言葉*
「楽観主義者とは、どこでも青信号を見る人のことである。
それに対し悲観主義者とは、赤信号しか見えない人。
そして真の賢者は色盲である。」
(アルベルト・シュバイツァー)
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by sachiolin | 2007-12-14 10:27

楽器の鳴らし方

先日のオーディションで
「音」について散々言われ、
それ以来、色々試してみてはいたものの、
弾けば弾くほど分からなくなっていた。

自分の音は、結局自分の分身のようなもので、
それをあれだけ否定されたことは、
少なからずとても辛い事だった。


弾けば弾くほど、空回り。
前々回のレッスンでは、
もう何が何だか分からなくなって、

「今トンネルの中にいます。真っ暗で、
どこに進んでよいのかわからない。」

すぐに察知した先生は
「ん?どこのトンネル?
フロリダのトンネル?それともどこぞの山奥?」
と私を茶化したあと、

「でも…どんなトンネルにも、必ず
出口があって、光が見えてくることを
決して忘れてはいけないよ!!」

と優しい励ましをして下さり、
不覚にも涙があふれ出てきてしまった。
涙を拭き拭き、シャコンヌを弾いて、
ちょっとずつ何かを取り戻していった。


そしておとといのレッスン。
レッスン中ずっと、
先生の持っている名器、ガリアノを
弾かせていただいた。いい楽器というのが
どういう響きなのか、耳元でどう鳴るのかを
知っておきたかったからである。
やはり変なそば鳴りは全くしない。
何といっても低弦の厚い響きが気持ちよい。
高音は難無く鳴る。
弓の返しで、音が難無く繋がる。

私の楽器を、先生が弾きつつ
レッスンが進んでいく。

今回は兎に角「駒寄り」で弾くことがテーマに。

「ピンカス・ツッカーマンは、
朝、駒寄りでゆっくりの音階練習を
しているらしいよ。しかも2時間も!!!
2時間とは言わないから、毎日15分でもよいから
続けてみなさい。きっと変わってくるよ。」

ツッカーマンといえば、
音の芯をとらえる選手権があったら
世界堂々一位くらいの、楽器を底鳴りさせられる
名手である。いくつか録画をみたが、あの
楽器の鳴らし方には、面食らう。


そのようにしてレッスンが終わるころには
驚きの事実が。我が師匠がずっと弾いていた私の楽器は
始めに比べてどんどん鳴ってきているではないか。
勿論まだまだ不十分ではあるが、悩んでいた低弦も
今までにない丸い響きを含んでいる。

要するに…

腕の問題!!!




ある人も言っていたが、
音というのは、やはり欲求なのだろうな。
どういう音が欲しいのか自分でどれだけ
イメージできているかというのが無いと、
何も始まらない。
特に新作の楽器の場合は、鳴らし方を
しらないと、どんどん口を噤んでいってしまう。
逆に鳴らし方をしっていれば、素直な楽器で
あればあるほど、どんどん開いていく。

たとえ何千万何億とする名器を持っていようが、
それを鳴らせるかどうかというのは、
やはり奏者の腕とイメージの問題なのだろう。
と同時に、名器を弾くことで、鳴らし方を
少しずつ学んでいくという事もあるのだろう。



欧にきて驚くのは、学生でも、
そんなにいい楽器でもないのに、
皆いい音を持っているということだ。
特にイタリア人には驚く。
へなちょこの楽器なのに、情感のある
太陽のように明るい音を出す。
古いイタリアの映画音楽のような
心の迫ってくる音。
イタリアの場合は、国民性プラス部屋のことも
関係しているのだろうか。
天井の低く、畳の部屋で暮らす日本人と、
話す声も響き渡る部屋で暮らす欧の人では、
聞いてきた音も、イメージできる音もやはり
違ってくるのだろうか。



深き音を求めて三千里の旅。
線路は続くよどこまでも~~~~



今日の言葉*
「こういう記録を狙おうと言った類のものは一切ない。
目標をおくということは、つまり自分のもっている
可能性を制限してしまうということに繋がる。」
「僕は大事なシュートを失敗したらどうなるか
ということは決して考えない。なぜかって?
ミスしたらどうなるかを考えるということは、
否定的なことを考えることになるからだ。」
(マイケル・ジョーダン)
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by sachiolin | 2007-12-14 07:35

音と心と星のかけら

ここ最近はばたばたと忙しい日々だった。

チェロの原田禎夫先生の指揮する
弦楽オーケストラに参加させていただいた。


モーツァルトのディヴェルティメントの
ゆっくりの楽章で、何ともいえない、
温かい空間が広がった瞬間があって、
本番だったが、涙がじわっと出た。
鳥肌が立った。

ああいう瞬間を味わってしまうと、
やはり音楽はやめられない。



いつもながら、先生のひとことひとことは
重みと深みがあって、その熱い指導のもと、
少しずつできあがっていった音楽には、
無駄な音が一つも見当たらなかった。
というより、
あの気迫であの鋭い眼差しを投げかけられたら
一つの音も無駄にはできまい。

体中から、圧倒的な燃えるようなエネルギーが
あふれ出ていて、私たちをあっという間に
包み込んでしまう。

どんな状況でも、決して匙を投げない。

すごいなぁ
あのエネルギー。
すごいなあ
あの深さと温かさと広さ。
すごいなあ
あの音楽の大きさと人間の大きさ。




昨日は満天の星空だった。

普段は見られないような星たちも
特別大出演していて、
はて、どの星とどの星を結んだら
どの星座になるのだったかしらと
その無限に広がる星屑たちを眺めながら
ちょっとおかしくなった。

今見ているこの光でさえ、
私が生まれるずーっと前の光なのですよね。


宇宙のものさしで考えたら
一人の人間の一生などは、
あの星の瞬間のきらめきと
同じくらいなのかなぁ


「人間なんてちっぽけなものだね~」と
隣りで流れ星を探す友人と話しながら、
ちっぽけでも、こうして生きていることに、
何か心に温かいものを感じたョ。

ちっぽけでも、
この心というものは、宇宙のように
無限に広がることもできるのだよなぁ
などと小さな感動をおぼえたョ。


不思議ダナ、生きてるって。




心の内を無限に広げて
外からそれを眺められたなら。


丸くてじわじわ広がる
温かな泉。

心に蕾をもって
ふわっと花を咲かせる。



よっ、花咲かばあさん。




今日の言葉*
「道路の掃除をペッポは、
ゆっくりと、でも着実にやりました。
ひとあしすすんでは、ひと呼吸(いき)し、
ひと呼吸ついては、ほうきでひと掃きします。
ひとあしーひと呼吸ーひと掃き。
ひとあしーひと呼吸ーひと掃き。
ときどきちょっと足をとめて、まえのほうを
ぼんやりながめながら考え込む。
それからまたすすみますーー
ひとあしーひと呼吸ーひと掃きーーーーー
~~
『いちどに道路全部のことを考えてはいかん。
わかるかな?
つぎの一歩のことだけ、
つぎのひと呼吸のことだけ、
つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。
いつもただ次のことをな。』」

(ミヒャエル・エンデ作 大島かおり訳
 「モモ」より)
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by sachiolin | 2007-12-11 09:14