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わたしの心の風景メモ。 


by sachiolin
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カテゴリ:夢 ///( 27 )

夢/// 明恵上人

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世の中の夢を夢とぞ知る君や
覚めて迷へる人をたすけむ

明恵上人
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by sachiolin | 2014-12-19 22:51 | 夢 ///

夢 /// 野口晴哉

 夢


 月をお供に連れて、太陽の周りを一めぐりしたら、火星と木星が笑いかけた。
シリウスが遠くから眼をパチクリさせて見せた。

 この次はアルデバランのところへ出かけたいと、口を開いた拍子に、眼が醒めた。

 やはり地球の上に仰向けに寝ていた。


野口晴哉
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by sachiolin | 2014-08-11 12:41 | 夢 ///

夢/// 夢のような夢

昨日みた、やさしい夢を思い出す。
やさしさに包まれて、夢のなかで、
寝ていた。夢のような夢だった。
できれば目覚めたくなかった。

夢と現実を行き来する。

「実は、この現実が誰かの大きな夢
かもしれないよね。そう考えると
ちょっとぞわっとするよね。」と
話していた友人のことを思い出す。

夢のなかの感覚は、時折現実よりも
ずっとリアルだったりする。
そして、その感覚には、永続性がある。

夢と現実がハチミツのように蕩けている
風立ちぬ、もう一度観たいな。




今日の言葉*
Carpe diem quam minimum
credula postero

明日のことはできるだけ信用せず、
その日の花を摘め
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by sachiolin | 2013-08-23 23:51 | 夢 ///

夢/// 坂道

過去の記憶が入り混じった夢をみた。
あの時とあの時とあの時…
登場人物も、場所も、入り混じりながら
ひとつのストーリーになっていた。
そこには現在のわたしと過去のわたしも
入り混ざっていた。そして今思い返すと、
誰かの記憶や思念も濃厚に入っていた。

おぞましい事件の直前。
夢のなかの私は、その後起きることを
しっかりと把握しながら、しかし、
周りの状況は、過去の出来事そのままには
動いていないようだった。
それが起きると分かっているその時と、
それが起きないで欲しいと願っているその時と、
それを起こさないで新しい未来を
作れるかもしれないその時の狭間で
身が引き裂かれるようになった。
時の線路の分岐点でジリジリと決断を迫られた。
坂道を登りきったところで、ハッと目が覚めた。


夢と現実が蜂蜜みたいにとけあって、
一瞬、自分がどこにいるのか分からなかった。


あの有名な事件の犯人がすぐそこにいた。
そのことがとても恐ろしかった。
それと同時に、夢のなかの私は、
その事件が起きないで済むように
何とかしようと苦しんでいた。
それはもう人々が忘れかけている過去だし、
その時の私は、衝撃を受けたけれど、
そこまで自分事には捉えていなかったから余計に、
なぜ今更、それが夢に出てきたのか、
不意を突かれる思いがした。

その事件の詳細が書かれた本を、
夢のなかの私は事細かに読んでいた。
(その内容も今思い返すと、
複数の事件が入り混じっている)
その本の記憶を追いながら、坂道を登った。
殆どが同じ内容だが、ほんの少しずつ違っていた。
確かなことは、周りの人が、これから
起きることを知らないということだった。

何かできるのでは?あの人を助けられるのでは?
と焦りながらも、結局何もできずに
坂道を登りきった。

その後の光景が、静止画で何度か目に浮かんだ。

時の川の底で何とか根を張っていた水草のような私は、
抵抗したが、無力にも根こそぎ洗い流された。


明らかに誰かの記憶とわたしの記憶が入り混じっていた。
感情も、私だけのものではなかった。
よく夢を見るけれど、そんな風に
ハッキリと感じたのは初めてだった。


夢は不思議だ。
誰でも眠る。人は眠らないと生きていけない。
そして多かれ少なかれ、みな、夢を見る。

夢を見ているとき、誰もが、無防備に
時の大河に流されている。

山の小川が、大きな河に通じ、
いつか海に流れつくように、
それぞれの川は、集合的無意識の海に
つながっている。


誰かの深いかなしみや怒りが、
私のなかに入ってきた。
いや、入ってきたというよりは、
その大河のなかでは、みな、私という器はそのまま、
それを大きく包むように膜のように
大きなわたしとしてつながっていた。


N先生の話を思い出す。
「こんな実験がある。
ある小さな迷路の箱をつくり、
全く同じものを世界各地に設置した。
どこだったかは忘れたけれど、
パリ、ニューヨーク、上海、マドリッド…と
まあそんな感じだ。そこにネズミを入れて、
世界各地で同時に一斉にスタートさせた。
そこで、何が起きたと思う???
しばらく迷路のなかで迷っていたネズミたちだけれど、
ニューヨークのネズミが迷路を解いた瞬間、
その数秒後に世界各地のネズミが
同じくゴールしたんだ。
信じられないよね?信じられないのだけれど、
それは現に結果としてハッキリと出ているんだ。

自分がかなしいと感じるとき、
他の誰かも同じくかなしんでいる。
それがどこの誰かは分からない。
でも、そういう分身のような誰かが、
必ずいるんだよ。この世界に二人は必ずいる。
生きている間に会えるかもしれないし、
会えないかもしれない。いや、会える人の
方が稀だろうね。でも、会えるか会えないか
ではなく、誰かのかなしみをかなしんでいる、
知らずに誰かのかなしみを受けとって
感じているんだよ。
生きているというのは、そういうことなんだ。

雲は、不思議な形をしているよね。
どれも違う形をしている。
雲は風に流され形を変え、そしていつか消える。
でも、さっきの実験をしたイギリス人はね、
『あの雲があの形をしているのは、
かつてああいう形をしていたからなんだ』と
話したらしい。面白いこと言うね。」



私は、この一連の話がとても好きで、
空を見上げながら、たまに思い出す。

私がかなしんでいるとき、
確かに世界のどこかで誰かも
かなしんでいるのかもしれないし、
誰かのかなしみをかなしんでいるのかもしれない。

それは、豊かさでもあり、同時に
危うさも孕んでいる。

大切なのは、きっと、その中心に、核となる
今の自分がきちんといることだ。
その周りには膜があり、他の細胞が
隣同士にくっついて、この世界という
大きな身体をつくっている。
その大きな営みを俯瞰しながら、
膜に飲み込まれないように、
その内の内では、しっかりと
今の自分を生きることだ。


不思議な夢だった。


今日の言葉*

呻きを秘めない言葉、絶句を内包しないような言葉が、これほどまでに流布するようになったは現代の悲惨である。うまい文章など勉強しなくてよい。ただ、呻きを生の現場によみがえらせなくてはならない。流暢に語ることよりも、言葉にならない経験の貴さを思い出さなくてはならない。

若松英輔
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by sachiolin | 2013-08-17 06:04 | 夢 ///

夢/// 宮崎駿

ジブリの新作「風立ちぬ」
とても楽しみだ。とても。

自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである。夢は狂気をはらむ、その毒もかくしてはならない。美しすぎるものへの憬れは、人生の罠でもある。美に傾く代償は少くない。二郎はズタズタにひきさかれ、挫折し、設計者人生をたちきられる。それにもかかわらず、二郎は独創性と才能においてもっとも抜きんでていた人間である。それを描こうというのである。

宮崎駿
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by sachiolin | 2013-07-02 01:27 | 夢 ///

夢 /// memo 7

今日は、不思議と気持ちが満ち足りた。何かがあったという訳ではないが、風向きが変わったという感じ。生きていると、色んな日があるもんだ。こうしてゆらいでいるのもよい。交差点で、ふと空を見上げたら、月がぼおっと浮かんでいた。そういえば昨日は、月が2つある夢を見た。しかも、満月が二つだった。夢って本当に面白い。夢を見るのが好きだから、眠るのも好きだ。
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by sachiolin | 2012-06-27 04:27 | 夢 ///

夢 /// 三島由紀夫

もろもろの記憶のなかでは、時を経るにつれて、夢と現実とは等価のものになってゆく。かつてあった、ということと、かくもありえた、ということの境界は薄れてゆく。夢が現実を迅速に蝕んでゆく点では、過去はまた未来と酷似していた。ずっと若いときには現実は一つしかなく、未来はさまざまな変容を孕んで見えるが、歳をとるにつれて現実は多様になり、しかも過去は無数の変容に歪んでみえる。そして過去の変容はひとつひとつ多様な現実と結びついているように思われるので夢との境目は一そうおぼろげになってしまう。それほどうつろいやすい現実の記憶とは、もはや夢と次元の異ならぬものになったからだ。

三島由紀夫「奔馬」
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by sachiolin | 2012-06-15 00:59 | 夢 ///

夢 /// 村上春樹

カフカのエピソードでひとつすごくいいのがあるんです。ベルリン時代の出来事なんですが、カフカが恋人と一緒に散歩していると、公園で小さな女の子が泣いてる。どうしたのかと訊くと人形が無くなっちゃったという。それでカフカはその子のために人形からの手紙を書いてやるわけです。本物の手紙のふりをして。「私はいつも同じ家族の中で暮らしていると退屈なので、旅行に出ました。でもあなたのことは好きだから、手紙は毎日書きます」みたいなことを。それで実際に彼は、その子のために一生懸命毎日偽の手紙を書くんです。「今日はこんなことをして、こんな人と知り合って、こうなって」と三週間くらいずぅーっと書いていって、子どもはそれによってだんだん癒されていく。最後に、人形はとある青年と知り合って、結婚しちゃいます。「だからもうあなたにお会いすることはできませんが、あなたのことは一生忘れません」っていうのが最後の手紙になっている。それで女の子もすとんと納得するわけです。

 そんなまめなことって、普通の人にはできないですよね。ぜんぜん見ず知らずの女の子なわけだから。なぜカフカにそんな面倒なことができるかというと、夢の、架空の他界の細密さに対する異常なこだわりが彼の中にあるんですね。だからその具象性を細密に描写することを毎日毎日やっていても飽きない。面倒じゃないんですね。女の子も人形を失った悲しみは、「人形からのお手紙」を受け取り続けることによって消えちゃうんです。彼女は人形が無くなったという無秩序から、人形が無いという新しい秩序へと移されるわけです。それは本当に素晴らしい話だと思うんだけど、でも僕も、そういうのはいくぶんはできそうな気がする(笑)。


村上春樹 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」
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by sachiolin | 2012-03-05 16:01 | 夢 ///

夢 /// 北野武

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人は何かひとつくらい誇れるものを持っている。
何でもいい、それを見つけなさい。
勉強が駄目だったら運動がある。
両方駄目だったら君には優しさがある。
夢をもて目的をもて。やれば出来る。
こんな言葉に騙されるな。何もなくていいんだ。
人は生まれて生きて死ぬ。これだけでたいしたもんだ!
騙されるな。

(北野武)
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by sachiolin | 2011-12-27 23:25 | 夢 ///
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一度見られた夢は、無に帰すということはない。
だが、それを見た人間が覚えていない夢はどこへゆくのか?
ここ、ファンタージエンにきて、地下深くに収まる。
忘れられた夢は、地下で、薄い薄い層になり積み重なってゆく。
深く掘れば掘るほど、夢の層は密になっている。

(ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」)

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by sachiolin | 2011-09-25 00:43 | 夢 ///