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カテゴリ:今日の言葉+Wörter( 10 )

2011年後半は、本当に怒涛のごとくだったなあ。
今日の言葉を、整理してみようかな。



「語り得るものについては明瞭に語られなければならない。 
語り得ぬものについては沈黙せねばならない」 

(ルードヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン )



「豊かな心とは、無い時は無いように生きることを楽しみ、
有る時は有るように楽しんで、それにこだわらず、
いつも生々溌剌とした気分で一日を暮らせることだ。
無くて困り、有って困って、持たない為に陰気になり、
持って、その番をして気が苛立つ人は、どうしても豊かとはいえない。 」

(野口晴哉)



「人を信じよ、しかしその百倍も自分を信じよ」

(手塚治虫)


「観念の世界に浸ることなく、
とにかく、現場をみなさい。現場で体験しなさい。」

(矢作先生)



「私たちの本当の知恵は、自分の目で見ること、
ーー本を読むことも、そこに入れましょうーー、
自分の耳で聞くことをよく受けとめ、
自分のものとして活用することができるのになって、
 生まれるのです。」

「他の人のいうことによく耳をすまし、
注意深くうけとめることができるようになれば、
自分が本当にいわなければならないことを
確実にまとめることもできます。」

(大江健三郎「『新しい人』の方へ」)



創造に没入すれば「今、この瞬間」以外の
時間の制約からは完全に自由でなければならないと思う。
「この瞬間」に没入すると、
出し惜みなんてケチな気持は消えている。
明日をわずらうのは創造に対してケチになっている証拠だ。
アートは大判振る舞いでなきゃ何点描いてもケチアートの山を
作るだけで大判振る舞いフェチアートでなきゃならない。
これがぼくの定理だ。

(横尾忠則さん)




「友人とは、あなたについてすべてのことを知っていて、
それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。」

(Elbert Harvard)



「藝術は深さとか強さとかを取るべきではない、『諦』である。
花一つを、砂一粒を人間と同物に見る事、神と見る事。(高野野十郎) 
これまで9年近く、風の旅人を続けてきて、まだこの先にやることがあるとすれば、
そして、震災後の日本においては、この、野十郎の『諦』しかないと思っている。
『諦』は、『諦観』の諦。全てを見て、その上でなお自分の中に残る執心を
断って至る感覚。大自然の力の前に芥子粒のように吹き飛ばされる
人間の営みを目のあたりにしても、人間は懲りずに、というかすぐに忘れて、
以前と同じことを始める。回路が変わらないからだ。
諦観というのは、回路が変わること。
本物の表現は回路を変える力がある。一斉に大勢の向きを
変えさせるのは、回路を変えているのではなく睡眠状態にしているだけ。
だから、後になって、みんな、あの時は騙されていたという言い方をする。
回路の変化は、人から人へ少しずつ行われる。それは覚醒を伴ったものだから、
騙されたとはならない。」

(佐伯剛さん)


「死んだからだをていねいに扱うとき、
わしらの目それぞれが、死んだそいつの目になるんだ」

「見えない世界に、まっすぐ向けられた目だ。
生きたわしらに、その場所はけっして見えねえ。
けど、死んだ目を通して、そいつを感じとることならできる
そこがあると信じられるから、わしら猟師は、
鳥やけものに鉄砲を向けることができるんだろう。」

(いしいしんじ「ポーの話」)


「真の自己とは、自身の外にあるものです。
私がこの箇所(鏡の中の鏡第2話)で言っているのは、
自身に課せられた課題をつかまえよ、ということなのです。
自分の内部に探すのではなくて、課題は外なる生がもたらしてくれる。
外からこちらに近づいてくる。これが本当に大事なことです」

(ミヒャエル・エンデ)




「すべての見えるものは 見えないものにさわっている
聞こえるものは 聞こえないものにさわっている
感じられるものは 感じられないものにさわっている
おそらく考えられるものは 考えられないものにさわっているだろう」

(ノヴァーリス)



「上に行くべきは上に行き、
下に行くべきは下に行く。
上に行くべきときには、
いちばん高い塔をみつけて
そのてっぺんに登ればよろしい。
下に行くべきときには、
いちばん深い井戸をみつけて
その底に下りればよろしい。
1流れのないときには、
じっとしておればよろしい。
流れにさからえばすべては涸れる。
すべてが涸れればこの世は闇だ。
<我は彼 彼は我なり 春の宵>
我捨てるときに我はある

(村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」)


「僕は感情の血を流すように生れついている、
決して肉体の血は流さないだろう、と清顕は
軽い不安の入りまじった傲慢な心で考えた。」

(三島由紀夫・春の雪)



日はうららかに射して、彼らの刈り上げた若々しい項に落ちた。
静かな、何事もない、富み栄えた日曜日であった。
それというのに、清顕は依然、水を充たした革袋のような
この世界の底に小さな穴があいていて、そこから一滴一滴
「時」のしたたり落ちてゆく音を聴くように思った

(三島由紀夫「春の雪」)



「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい。
You should be the change that you want to see in the world. 」

(ガンジー)

「ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どこへいくのかわからないけど
さくらなみきのしたをとおって
おおどおりをしんごうでわたって
いつもながめてるやまをめじるしに
ひとりでいかなきゃなんない
どうしてなのかしらないけど
おかあさんごめんなさい
おとうさんにやさしくしてあげて
ぼくすききらいいわずになんでもたべる
ほんもいまよりたくさんよむとおもう
よるになったらほしをみる
ひるはいろんなひととはなしをする
そしてきっといちばんすきなものをみつける
みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
だからとおくにいてもさびしくないよ
ぼくもういかなきゃなんない」

「さようなら」(谷川俊太郎)


「人類史とは人間が無から有をつくれるかどうかを
神が試してきた歴史です。人類の傲慢であったとしても、
そこまでいかないと人類は人類にならないんじゃないですか。
思考は存在から育てられた。しかし思考が未知の新存在をつくるべきです。」

(埴谷雄高)


「教えるとは ともに希望を語ること
学ぶとは 誠実を胸にきざむこと」

(ルイ・アラゴン)


美は、必ずしも客観的ではない。
美しさの奥行きをつくるのは、見るもの自身の魂の陰影である。

日野啓三さん



「言葉の世界は有限だけれど、絵の世界は無限だ。
チベットの高僧は言葉を信じないという。
チベットの言葉はマントラで、マントラは砂絵だ。
そんな砂絵も風が吹けば消えて失くなる。
そんなたわいもない言葉を人はなぜか信じたがる。
その点、絵は信じるものではない。信じないから裏切られない。

言葉がなければウソはつけない。言葉があるからウソをつく。
絵には言葉がないのは幸いだ」

(横尾忠則)



「自信というものは、いわば雪の様に音もなく、
幾時(いつ)の間にか積った様なものでなければ駄目だ。
そういう自信は、昔から言う様に、お臍の辺りに出来る、
頭には出来ない。頭は、いつも疑っている方がよい。
難しい事だが、そういうのが一番健康で望ましい状態なのである。」

(小林秀雄  38歳)

「A person is a success if they get up in the morning
and gets to bed at night and in between does
what he wants to do. 」

(Bob Dylan )



「ある時は泣く、又ある時は笑う。
同じ花が咲き散ることにでも、楽しくも悲しくもなる。
人間のこの自由な心を知ったら、何もこだわることはない。
泣きたければ泣く、笑いたければ笑うだけである。」

(野口晴哉)



「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい。
You should be the change that you want to see in the world. 」

(ガンジー)


「闇は光の母」


闇がなければ光はなかった
闇は光の母
光がなければ眼はなかった
眼は光の子ども
眼に見えるものが隠している
眼に見えぬもの
人間は母の胎内の闇から生まれ
ふるさとの闇へと帰ってゆく
つかの間の光によって
世界の限りない美しさを知り
こころとからだにひそむ宇宙を
眼が休む夜に夢見る
いつ始まったのか私たちは
誰が始めたのかすべてを
その謎に迫ろうとして眼は
見えぬものを見るすべてを探る
ダークマター
眼に見えず耳に聞こえず
しかもずっしりと伝わってくる
重々しい気配のようなもの
そこから今もなお
生まれ続けているものがある
闇は無ではない
闇は私たちを愛している
光を孕み光を育む闇の
その愛を恐れてはならない

(谷川俊太郎)


自分が特別だなんて決して思ってはいけない。
しかし人はだれも自分が特別でないと思うべきではない。
客観性とは、こんなにもややこしいものなので、
手に入れたり見失ったりをくりかえして生きていくのですね

(吉本ばなな「パイナツプリン」)



「英語やフランス語の concept(思考、概念)という言葉は、
conception(妊娠)の語と同語源である! ゲーテが
『永遠に女性的なるもの』を讃えたとき、賛美の対象は
具体的なひとりの女性をさしているのではなかった。
 受けるものは、与えるものを必要とする。
 与えるものは、受けるものを必要とする。
 受けるものなしに与えるものは存在意義を失う。
 与える力は、受ける力を持つ。与えてから、与えたものを
 受けた力が新しい存在を創造し生み出すのを待つ。
 おしべ。
 雄。
 男性。
かくて相互作用が成り立つ。相互作用が『存在』をつくり出す。
相互作用は、すなわち、生命の緊張である」

(犬養道子「男対女」)


「大切なものは全て余白にある」
(ヴィム・ヴェンダース)


「写真は見たままの現実を写しとるものだと信じられているが、
そうした私たちの信念につけ込んで写真は平気でウソをつくと
いうことに気づかねばならない」

(ユージン・スミス)


思想は「使う」べきものである。思想は「論ずる」ためだけにあるのではない。思想は、西洋かぶれのプロの思想家の独占物ではないのであって、アマチュアたる土民の誰かの自由な使用にゆだねるべきである。プロにまかせてはおけない。アマチュア思想道を確立するべきである。

(梅棹忠夫)



努力は馬鹿に与えた夢 
学問は貧乏人の暇つぶし 
未来は修正できると思っている過去

(立川談志)


「集中」と「傾注」は違うということを多田先生に繰り返し教わりました。「観察するけれど、囚われない」という心的状態を達成する一つの方便が「今起きていることを『以前に経験したことを細部までありありと回想されていること』と思い込むこと」ではないか、と。

(内田樹)



この時に当って、もう一度人類文明を根本的に反省しなければならないが、
それには、もう一度、人類が長い間続けていた狩猟採集時代の世界観を想起する必要がある。

 この人間を動物と一体として見る世界観と共に、私がアイヌや沖縄の宗教において、特に感激するのは、輪廻の思想というより、永劫の回帰といってもよい考え方が存在していることである。

 それはおそらく天体の運動についての人類の疑問から生じたにちがいない。太陽は朝方に東から上って夕方に西に沈む。おいて次の日にまた東から上る。そいて朝と共にわれわれは起き、そして夜に寝る。それを、古代人は太陽の生と死と考えたのはごく自然のことであろう

太陽は、毎日毎日生まれ死し、永遠に生と死をくりかえす。おしておれと共にわれらも起きてそして寝る。そして眠りは生の中へ侵入してきた死と考えられる。月もまた同じこと。一月一月生死を繰り返し、女はそれによって月毎に血を流し、それが原始人にとって大きな不思議であった出産とつながる。また年も太陽の生死であろう。夏は太陽の力が強くなり、冬は弱くなる。おいて冬と共に木は歯をお歳、昆虫や鳥は姿を消す。

 このような永遠の生死の繰り返しが世界の姿であるとすれば、死んだ魂は人が死ぬやこの屍から離れ、天に帰り、そしてまたこの世にあらわれるのではないであろうか。天は神のいますところ。われわれの魂はそこからきてそこへ帰るのである。

(梅原猛)


「自分を解放したいなどと言うな。それは精神の未成年が言う言葉である。
それは芸術ではない。常に抑制する。抑制された思考を、
丁寧に人々に伝える。自分の隅々にある小さな思考の粒子をちゃんと
丁寧に拾い集める。解放させるな。自由を求めるな。
自由度を磨き、徹底して抑制する。それが芸術行為である」

(坂口恭平さん)




「世界は見つけられるのを待っている」 

(よつばと!11巻)



「わたくしは綺麗な女性より、綺麗な機関車を好みます。
実は、わたくしのたったひとりの情婦は音楽なのであります」

ラヴェル



「われわれは最後の最後まで自分を相手に喜劇を演じる役者である」

(ハイネ)



「笑い。これはつよい。文化の果ての、花火である。理知も、思索も、数学も、一切の教養の極致は、所詮、抱腹絶倒の大笑いに終わる、としたなら、ああ、教養はーなんて、やっぱりそれに、こだわっているのだから、大笑いである。もっとも世俗を気にしている者は、芸術家である。」

(太宰治)



アイヌにとって多くの動物は、本来、人間と同じものなのである。
それは、魂の故郷である天においては、人間と同じような形をし、
人間と同じような社会生活を送っている。それがたまたま
人間の世界にマラプトすなわち客人となって出現した時、
それはハヨクべすなわち偽装をしているのである。
熊は熊の偽装をしているにすぎない。
何のために。人間にミヤンゲを齎すために。
ミヤンゲとはアイヌ語で「ミ」すなわち身、
「ヤンゲ」あげるということであり、日本語の「みやげ」は
そこから出ているのであろうが、その真の意味が分からなくなったので
土産という字があてはめられたのであろう」

(梅原猛)



「多くの人に一度に会うことではじめて掴める感覚というのは確かにある。
しかし結果として感受性が分厚く鈍感になってはまずい。
一人で、鉛筆を削るように、しんしんと考えることが必要だ。」

(原研哉さん)


「いつもほんとうのことを口にする人間は、信用するな」

(カネッティ)
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by sachiolin | 2012-01-24 01:56 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)
2011年前半は、まさしく怒涛のごとくだった。
大きなかなしみが、訪れた。
おそらく、自分のなかの色んなものが死んだ。
日記を読み返してみても、荒波どんぶらこである。


かなしみをバネにできなかった。
かなしみをどこまでも吸収してしまった。
かなしみの岩を地上で打ち砕くことも、
それを踏み台にすることもできず、かなしみの岩を抱えて、
川の底に沈んでいった。底は驚くほど穏やかで静かだった。
せせらぎに耳を澄ました。目を閉じて誰かと手をつないだ。


いつしか、その川底から、浮いてきて、
川の流れるままに、まかせている自分がいる。

数ヶ月前までは、考えられなかったことだ。
生きているというのは、不思議だ。


最近、あるがままに、ということの
意味が、前より分かってきた気がする。



夜更かしして、整理。


「沈黙したまま坐っていること、矛盾に耐え、対立するものを包摂することをも心理療法の一部にせんとしている。河合は、全体あるいは無の円環の内部で、上下方向と左右方向に螺旋運動することで、静止状態にある中間点に分け入るのである」

(河合隼雄「ユング心理学と仏教」)



「ほんものを見る、ってのもな、むろん大切なことだ。
でも、それ以上に大切なのは、それがほんものの星かどうかより、
たったいま誰かが自分のとなりにいて、自分と同じものを見て
喜んでいると、こころから信じられることだ。そんな相手が
この世にいてくれるってことだよ。」

(いしいしんじ「プラネタリウムのふたご」)


「畢竟依を帰命せよ」
(親鸞「浄土和讃」)

「何かを越えていくときは、精神力だと、
よく言われるのですけれど、僕はそうは信じていないんですよね。
そんなに苦しいとき、厳しいとき、弱っていると自分が感じているとき、
精神なんて強くなれないんですよ。越えていけないんですよ。
まぁそういう人もいるのかもしれないですが、僕は基本的には
人間はそういうことはできないと思っています。
それを越えるのは何かっていうと、技術だと思うんです」

「そもそも、結果があとからついてくるというスタンスは、
結果を出すために、困難な状況から逃げている印象なんですよね。
ひょっとして結果は出てくるかもしれないけれど、そういう人って
それをきっとくりかえすから、深みみたいなものが出てこない。
選手としての数字が残っているだけで(それだけではないのでしょうけれど)、
人間的な成熟にはつながらないだろうなという言葉だから。
結果はやっぱり困難を伴ってだすべきだし、そうでないと出ない。」

(イチロー)


「 『本当に大切なことは検索できないんだよ』
星の王子様のメッセージを受信しました 」

(辛酸なめ子さん)


「自由というのは反面、責任を伴う非常に厳しいものです。
それを真にわかってはじめて、自然の中で、社会の中で、
人は生きていけるのだと思います」

黒沢清

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by sachiolin | 2011-08-09 01:38 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)
ちょっと自分で自分の日記を
読みなおしていて、ひさしぶりに、
今日の言葉*を整理。整理してみたら、
かなり長くなった。。。



「あい  口で言うのはかんたんだ
愛  文字で書くのもむずかしくない
あい  気持ちはだれでも知っている
愛  悲しいくらい好きになること
あい  いつでもそばにいたいこと
愛  いつまでも生きてほしいと願うこと
あい  それは愛ということばじゃない
愛  それは気持ちだけでもない
あい  はるかな過去をわすれないこと
愛  見えない未来を信じること
あい  くりかえしくりかえし考えること
愛  いのちをかけて生きること」

(谷川俊太郎「あい」)



「ユーモアを一枚の紙にたとえると、上質のむなしさと、
気品のある楽天主義とが表裏をなしている。そのはざまで
弾けるのがユーモアで、洒落や冗談とは違う。」

(司馬遼太郎)



「自分を殺して、作り物の自分みたいなものを
そこに築いて、与えなきゃならない」

(手塚治虫)



「一日一日を、たっぷり生きていくより他は無い。
明日のことを思い煩ふな。明日は明日みずから思ひ煩はん。
今日一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮らしたい。」

(太宰治「新郎」より)



「わたしは、一日に100回は、自分に言い聞かせます。
わたしの精神的ならびに物質的生活は、
他者の労働の上に成り立っているということを。」

(アインシュタイン)



「二人はりんごをたいせつにポケットにしまいました。
川下の向こう岸に青く茂った大きな林が見え、その枝には
熟してまっかに光る丸い実がいっぱい、その林のまん中に
高い高い三角標が立って、森の中からはオーケストラベルや
ジロフォンにまじってなんとも言えずきれいな音いろが、
とけるようにしみるように風につれて流れて来るのでした。」

(宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より)



「物質に身を捧げるのは魂を擦り切らせること。
精神のなかに自分を見出すのは人間を結びつけること。
人間のなかに自分を見るのは、世界を建設すること。 」

(ルドルフ・シュタイナー)



「仕事というものは結果からいえばその人の生活手段であるが、
手段だと思ってその仕事をすることは悪い。仕事は目的である。」

(志賀直哉)



「肝心な点は、感動すること、愛すること、
望むこと、身ぶいすること、生きることです」

(ロダン)



「素晴らしい評価でも最悪の評価でも、
評価は周囲がするものであって、
自分自身が出した結果でも、示した方針でもない。
自分の姿だけは絶対に見失ってはいけないと思っているんです」

(イチロー)


愛おしい人がいて、その人からも愛おしいと思われて、
気持ちがお互いを見ていて、大事な何かを常に交換している。
これが奇跡的な男女のゴールだとしたら、出会いとか別れとか、
片思いのトキメキとか、全てはその周りの付属品でしかないのかもしれない。
結婚でさえも。もし今、そのただなかにいるなら、2人の関係の過去や
未来については、何の後悔も、未練も、悲観も、哀しみも、必要ない。
2人の気持ちがいつか変わっていって、2人の関係も変わっていって、
それは当たり前に起こることだし、2人がもし一緒になっていたとしても
それは起こるのだけど、今その瞬間の事実だけは、大切に守らないと。
心はそのためにある。

(れいこちゃん)

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by sachiolin | 2011-05-27 01:23 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)
最近どうも、言いたいことがうまくことばにできない。
ことばにした途端に、石が粉々になるように、かたちが
一瞬で崩れる。自分のなかで、なにかが変容していて、
ことばの扱いのスイッチが、おかしくなってしまったか、
もしくは「うまくことばにできないこと」に向かっているのかも。
それは、悪いことではないような気がする。

…ということで、自分のことばは、お休みで、
今日の言葉シリーズを久しぶりに整理してみた。

2010年の前半。

去年の今頃はヒ―コラヒ―コラ、
オペラを弾く毎日だったのだなぁ(遠い目)。
ドイツのみんな、元気かなぁ(さらに遠い目)


現実や生活や状況、というのは、
どんどん変わっていくものだ。

日常が、どんどんと、自分の手を
すり抜けていく、ということに、
感慨深くなる今日この頃である。


人はみな、いつか死んでしまう、ということと、
人はみな、いつか忘れてしまう、ということと、
人はみな、いつか思いだす、ということの三つを、
綿飴のように、絡めながら、巻き取りながら考える。

まきまき。
もぐもぐ。





+++++++++++++++++++++++



「この世は涙の谷である」
(聖書)

「世の中は想像した方の負けなんだ。想像させた方が勝つんだ。」
(村上春樹)

「人生は祭りだ。共に楽しもう」
(フェリーニ)

「私は人というものが何より大切だと思っている。
私たちの国というのは、この、人という水滴を集めた
水槽のようなもので、水は絶えず流れ入り流れ出ている。
これが国の本体と言える。ここに澄んだ水が流れ込めば、
水槽の水は段々と澄み、濁った水が流れ込めば、
全体が段々と濁っていく。」
(岡潔)

「水たまりには秋の青空が写って、白い雲がゆるやかに流れている。
水たまり、きれいだなあと思う。ほっと重荷がおりて笑いたくなり、
この小さい水たまりの在るうちは、私の芸術も拠りどころが在る。
この水たまりを忘れずに置こう。」
(太宰治「鷗」より )


「絶対に無理、と人から言われたことだけが現実になった。
他人の意見はあてにはならない。
絶対に無理、と言ってくれた人にはとても感謝してる。
そう言ってくれたからやる気になったし。
あなたならできるよ、と言われたことは、やらないなあ……。
天の邪鬼なのか。私には『あなたにだってできるよ』と聴こえる。」
(田口ランディ)


「我々はみな、善人がろくな芸術家になれないことを知っている。
だが、偉大な人間であって、従って善人でなければ、
だれも決して本物の芸術家にはなれないだろう」
(シャガール)


「自分にとっての一番のきつい評論家は、自分自身であって、
なおかつ、自分の一番のファンは自分であるという信条で
生きているんで、映画撮る時も人一倍悩むし、
人一倍いい映画だと思っているのは自分だったり、
一番ひでえ映画だなと思うのも自分かなぁというとこがある。」
(北野武)

「小さい子どもというのはまだ言語の回路が完成されていなくて、
人間の言葉も動物の鳴き声も木の葉が触れ合う音も、
全部一緒になった音の中に漂っているのだ(きっと)。
それが成長するにつれて言語とそれ以外の音を
区別するようになってゆくのだろうけれど、
物音が人の話し声に聞こえてしまうような不安定でブレの多い回路は、
大人になっても底の方で活動をつづけているんだと思う」 
(保坂和志「カンバセイション・ピース」より)


「肝心な点は、感動すること、愛すること、
望むこと、身ぶるいすること、生きることです」
(ロダン)


「日本の伝統色における白は、古代に生まれた四つの色の
形容語のひとつ『しろし』に由来する。しろしとは
『いとしろし=いちじるし』であり、顕在性を表現している。
純度の高い光、水の雫にたたえられる清澄さのようなもの、
あるいは、勢いよく落ちる滝のような鮮烈な輝きを持つものなど、
いちじるしきものの様相は、変転する世界の中にくっきりと
浮かび上がる。そういうものに意識の焦点を合わせ、
感覚の琴線を震わせる心象が『しろし』である。
それを言葉で捕まえ、長い歴史の中でひとつの美意識として
立ち上がってきた概念が『白』である。」
(原研哉「白」より)

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by sachiolin | 2011-03-04 01:36 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(2)
今日の言葉を整理することで、測らずも毎回
半年単位で自分を反省・反芻することになる。

2009年後半の半年は、楽しかったことも
沢山あったけれど、振り返ってみると
かなり悩み苦しみもがいた日々だった。

ひどいアトピーになってしまい、
眠れなくて痒くて辛くて悔しくて
しくしく泣きながら、キッチンの椅子で
体育座りしながら、見上げた夜空に浮かぶ月の
美しかったこと。友達、家族、人の温かさ、有難さを
あらためて、深く深く感じたこと。

あんなに辛かったのに、今はこんなに
ケロッとしていて、ご飯は美味しくて、
世界はキラキラしていて、奥が深くて、
人生っていうのは、捨てたもんじゃないし、
捨てるもんじゃないよなぁと感じる。


悩んだだけに、書いたことも多くて、
悩んだだけに、発見したことも沢山あった。

あの何カ月かのことが、随分昔のように
感じる。それくらい濃厚な時間だったし、
丸ごと生まれ変わったような不思議な気分がする。

大学時代に「悩むことが多くて…」と
うじうじと、先生に相談したら
「悩むことは素晴らしいんだよ。
大いに悩んだらいい。」と言われ、
意外だったのと、その先生の妙な明るさとに、
「そうか」とすんなり思えたことを思い出した。

ずっと悩んでばかりはよくないけれど、確かに、
悩めるときは「大いに悩んだらいい」のかもしれない。

悩むときは、徹底的に悩んでいれば、
そのうち底に足がついて、自然と浮かんでくる。



誰に何を薦められても褒められても
咎められても批難されても
結局のところ、自分が自分に納得することが
何よりも大切で、どんなに悩んでも、
回り回って、めぐりめぐって、
そこに結局、戻ってきてしまう。
意見を聞くのは勿論ものすごく大切で
広い世界に耳を開き目を開き、そこから
たくさんのことを学ぶ必要があるけれど、
誰も自分と代わってくれなくて
自分という人間は自分にしか生きれない。
だから、自分でとことん悩んで苦しんで、
浮かんできたことや、見えてきたことは、
自分が一番分かるし、リアルに感じられるし、
自分で自分に自然と納得がいく。

山登りと同じだ。

自分でしか自分の道は歩めず、
自分でしか自分の体のことは分からない。
心の底から笑ってるか、泣いているか、
自分の「本当」は、自分にしか分からない。

そこに人生の厳しさがあり、楽しさがある。
そこに人生の醍醐味がある。



さて。今年の半年はどうなるかな。







「大切なのは何をしたかではなく、
何のためにしたかなんだ。」
(木村大作・「剣岳」の映画監督)


「短い一生で
心魅かれることに
多くは出会わない
もし 見つけたら
大切に 大切に」
(星野道夫)



「これが私の優しさです


窓の外の若葉について考えていいですか
そのむこうの青空について考えても?
永遠と虚無について考えていいですか
あなたが死にかけているときに

あなたが死にかけているときに
あなたについて考えないでいいですか
あなたから遠く遠くはなれて
生きている恋人のことを考えても?

それがあなたを考えることにつながる
とそう信じてもいいですか
それほど強くなつていいですか
あなたのおかげで」


「雛祭りの日に

娘よーーー
いつかおまえの
たつたひとつの
ほほえみが
ひとりの男を
生かすことも
あるだろう
そのほほえみの
やさしさに
父と母は
信ずるすべてを
のこすのだ
おのがいのちを
のこすのだ」

(谷川俊太郎)


「自然の中に生きていると心がなごむ。この地球の自然なしには
人間は生きていけない。というより人間も地球の自然の一部なのだ。
地球を離れては、人間は呼吸することすらできない。宇宙人が地球に
やってきたらエイリアンだが、宇宙における地球人もまたエイリアンなのだよ。
地球以外にいきどころがないのが地球人だ。」
(ウォーリー・シラー ::立花隆「宇宙からの生還」より)

「俺のライバルは明日の俺だ。過去の俺とは戦わない。」
(松本人志)


「愛は人の心を受け止めること
恋は人の心が変わること
だから恋愛ってのは
変わってく人の心を受け止めることなんだよ」


「仕事を始める時には、十人のうち二,三人が
 賛成する時でなければならない。一人も賛成者が
 いない時では早すぎるが、十人のうち、五人も
 賛成するような時では、着手しても、
 すでに手遅れである。」
(大原総一郎)

「世間を楽しませているから
自分も楽しむべきだっていうんじゃなくて、
楽しませる域にいることが根本であって、
一番凄いことなんだ。それ自体が贅沢であってだな、
それに加えて自分が贅沢するってのは余分なことなの。」
(北野武)

「日本が敗れたことによって、『日本とは何か』を考えさせられ、
それに対応して『西洋とは何か』という問いと、
『日本と西洋はつながるのか、つながらないのか』という問いかけを、
僕はずっとしてきました。日本の音楽は邦楽と呼ばれますが、
ヨーロッパでは自分たちの音楽を西洋音楽という言う人は誰もいない。
ヨーロッパには初めからインターナショナルがあったんです。
ナショナルとナショナルが接触しているところをインターナショナルと
言うのですが、ヨーロッパはすべてがインターナショナルなのです。」
(篠田正浩 「NHK 知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」より)

「すべてその種において完全なものは、
その種を超越する。」
(ゲーテ)

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by sachiolin | 2010-02-28 11:43 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)
今日もいいお天気。秋空が広がる。
早いものでもうすぐ9月。

たくさんの心の動きがあった2009年前半の
「今日の言葉」シリーズをここいらで整理。
いやーこうして振り返ってみると、
本当にいろいろ考えて
いろいろ動き動かされ
たくさん変化した半年であった。
いい意味で。


今年も残り4カ月。
「今」を充実させていこうではないか。


「人生はかけ算だ。どんなにチャンスがあっても、
 君が『ゼロ』なら、意味がない。」
(ナカムラミツル)

「自信は大いに持って、
 過信せずに、マイペースでやりたい。
 無欲に近い状態で臨めれば。」
(荒川静香)


「進化するときというのは、カタチはあまり変わらない。
 だけど、見えないところが変わっている。それが本当の進化」
(イチロー)

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by sachiolin | 2009-08-31 21:54 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)
書きたいことは山ほどあるはずなのに、
パソコンに向かったら何から書いていいか
わからなくなった。これはちょうど、
言いたいことは山ほどあるのに、
好きな人の目の前では何を言っていいのか
わからなくなる、あの懐かしい感じに似ている。
違うか?笑。

ということで、何かしら更新したい気分なので、
今日の言葉」の整理帳第四弾を。



「根本において才能は欲求である。
 理想についての批判的な知識である。
 苦悩によって初めて能力を作り出して
 高めてゆく容易に満足しない気持ちである。」
(トーマス・マン)

「芸の相違、上手下手の違いは下界から肉眼で
 見た星のようなもので、ほんのわずかと思っても
 実際は何万光年も隔たっているものである。」
(三遊亭円生)

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by sachiolin | 2009-08-05 00:38 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)
「今日の言葉」の整理帳第三弾。
こうして読み直してみると、深いものだ~。



「ここの汽車は、スティームや電気でうごいていない。
 ただうごくようにきまっているからうごいているのだ。」
「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんな
 つらいことでも、それがただしいみちを進む中での
 できことなら、峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に
 近づく一あしずつですから。」
(宮沢賢治・「銀河鉄道の夜」より)

「私はたえず練習する。
 私は鳥が飛ぶのとおなじように、
 いとも簡単にチェロを弾くといわれてきた。
 私は鳥が飛ぶことをおぼえるのに
 どれほど努力するものかは知らないが、
 どれほどたくさんの努力が私のチェロに
 注ぎ込まれているかはよく知っている。
 いとも簡単に見える演奏は最大の努力からしか生まれない。」
(パブロ・カザルス)

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by sachiolin | 2009-07-04 00:56 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)
「今日の言葉」の整理帳第二弾。
やたらと長くなってしまったので
初めてMore機能を使ってみる。
よかったら、これから全部そうしようかな~。



「真の音楽家とは音楽を楽しむ人であり、
真の政治家とは政治を楽しむ人である。」
(アリストテレス)

「より少なく持てば、
その分より多く与えられるのです。
より多く持てば
その分より少なく与える事しか出来ません。」
(マザーテレサ)

「I shut my eyes in order to see.
(見るためには目を瞑る)」
(ゴーギャン)

「財産を失ったのは、いくらか失ったことだ。
名誉を失ったのは、多くを失ったことだ。
勇気を失ったのは、すべてを失ったことだ。」
(ゲーテ)

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by sachiolin | 2009-05-31 09:46 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(11)
もともと友人が日記の最後に
英単語をメモして勉強しているのを
いいなと思って始めた「今日の言葉」。
もともと言葉を集めるのが好きな私。
ぶたの貯金箱にちゃりんちゃりんと
コインを入れるみたいに、
ちゃりんちゃりんと言葉を貯めていた。
それを日記で毎回ひとつずつ。
結構がんばって続けてるではないか。
ちゃりらりらーん。

今日の言葉いいよねーと
言ってくれる人が結構いるし、
ここでひとつ、自分のためにも
整理してみようかと。

これもまた思いつき。


「天才をつくるのは高貴な知性でも
想像力でもない。愛、愛、愛…それこそが
天才の魂である。」
(モーツァルト)

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by sachiolin | 2009-05-28 03:03 | 今日の言葉+Wörter | Trackback | Comments(0)