2011年 02月 13日
考○ 水底から浮いてくる葉っぱ。
友人とひさしぶりに会った。
相変わらず絶妙にイノセントな感じだった。
彼女の何気ないやさしさと、そこから
ふいに出てくる何気ないやさしいことばが、
わたしは、ずっとすごく好きだ。
不思議なほど、心にずっとやさしく残る。
やさしさというのは、何気ないからこそ、
やさしさなんだろうなと思う。
意識した/された途端になにかが変わってしまう。
「やさしさ」について、ここのところ、ずっと考えている。
どこで、自分と他人を切るかが、
その人のやさしさの尺度のひとつだと思う。
やさしさと正しさは、遠くて、
やさしさと間違いは、近いように思う。
つまり、正しいやさしさ、というのは、
どうもないような気がする。
正しいやさしさ、ではなく、
やさしいうそ、が人生では
時に大切なような気がする。
無意識の豊かな水たまりの底から、
ふっと浮いてくるのが、その人の、
ほんとうのやさしさなんだと思う。
それは、
ほほえみであるかもしれないし、
沈黙であるかもしれないし、
ことばであるかもしれないし、
差し出す手であるかもしれない。
それは底の石がどけられて
ふっと浮いてきた葉っぱのようなものだ。
だれかのほんとうを守る、ということ。
サンタはいるよ、ということ。
息子さんは生きていますよ、ということ。
真実と正しさだけがあるのだったら、
どれほどこの世は渇いた世界なのだろう。
今日の言葉*
「original 誰にも真似できない
revolutionary 革命的
timeless 時代を超える」
(石岡瑛子さん)
相変わらず絶妙にイノセントな感じだった。
彼女の何気ないやさしさと、そこから
ふいに出てくる何気ないやさしいことばが、
わたしは、ずっとすごく好きだ。
不思議なほど、心にずっとやさしく残る。
やさしさというのは、何気ないからこそ、
やさしさなんだろうなと思う。
意識した/された途端になにかが変わってしまう。
「やさしさ」について、ここのところ、ずっと考えている。
どこで、自分と他人を切るかが、
その人のやさしさの尺度のひとつだと思う。
やさしさと正しさは、遠くて、
やさしさと間違いは、近いように思う。
つまり、正しいやさしさ、というのは、
どうもないような気がする。
正しいやさしさ、ではなく、
やさしいうそ、が人生では
時に大切なような気がする。
無意識の豊かな水たまりの底から、
ふっと浮いてくるのが、その人の、
ほんとうのやさしさなんだと思う。
それは、
ほほえみであるかもしれないし、
沈黙であるかもしれないし、
ことばであるかもしれないし、
差し出す手であるかもしれない。
それは底の石がどけられて
ふっと浮いてきた葉っぱのようなものだ。
だれかのほんとうを守る、ということ。
サンタはいるよ、ということ。
息子さんは生きていますよ、ということ。
真実と正しさだけがあるのだったら、
どれほどこの世は渇いた世界なのだろう。
今日の言葉*
「original 誰にも真似できない
revolutionary 革命的
timeless 時代を超える」
(石岡瑛子さん)
by sachiolin
| 2011-02-13 02:46
| 考〇