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わたしの心の風景メモ。 


by sachiolin
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あついだるいねむい。

何だか最近日差しが強い。
すっかり真夏の太陽になってしまった。
それもそのはず、何ともう7月になろうとしている。

強い太陽を浴びて、家に帰ると、
体に熱がこもってしまっていて、
思うように動けない。
特に頭が完全に火照っている。

ドイツに家には勿論クーラーなぞはないので、
窓を開け放って風通しをよくしてみる。
しばらくよい気分になるが、
いざ練習となると、全てを
閉め切らなければならない。

やはり頭がぼーっと熱くなり、
集中できない。やれやれと
また休憩をする。





もはや、
あついだるいねむい
の三重苦である。


やる気というものが出ない。
困ったもんだが、こんなときに
色々やっても身にならないので
潔く諦めた。こんな日もあるさ。


日射病と熱射病の区別も
きちんとついていなかったが、
そういうことだったのか。
今の私は熱射病系なのだろう。
頭に水タオルでも巻こうかしら。
何かいい方法はないものか。



今日は10時からと11時半から、
子供のためのミニコンサートの二回本番だった。
サンサーンスの「動物の謝肉祭」。
ライオンやら亀やら象やらカッコウやら白鳥やらが
次々と登場する。私は子供だったころ、この録音を
よくよく聞いていた。バーンスタインのナレーションだった。
温かみのある優しい低い声で、想像力をかきたてる
彼のナレーションは抜群だった。チビサチの頭のなかでは、
それこそ、すごい勢いで色んな動物が駆け巡った。
妄想力がうごめきだしたのもあの頃だったのかもしれない。
お気に入りは、水族館
だからなのか、今でも、水族館は大好きな場所。
今回のナビゲーターのおじさんは、これまたすごい。
子供の心を鷲づかみである。黄色いシャツを着て、
舞台をうろうろしながら、時に声をひそめ、時に大声でライオンになりきり、
子供たちを、キラキラとした想像の世界へ、連れ込む。
象さんのシーンでは、8人くらいの子供たちを舞台に上げて、
象ダンスを仕込んで、みんなで披露。大盛り上がり。
水族館では、これまた子供を舞台上で椅子に立たせて、
音楽に合わせてシャボン玉を吹かせるのだ。アイディアがすごくよい。

こどもたちというのは、ホンモノを見抜く力が抜群だから
おとなたちは、本気でまっすぐに作り上げないといけないんだなぁと、
そのおじさんの黄色いシャツの背中に染み出てくる汗を見ながら思った。
「こどもエネルギー」は、ものすごいから、心してないと、吸い取られる。

キラキラとした目で楽しむこどもたちを見て、
こういう演奏会を日本でも企画したいなぁ、
何か面白いコラボレーションはできないものか…と
弾きながら(だめでしょ、そこ。)、妄想した。


次世代へ、こどもたちへ。
おとなからこどもへ。

なにを伝えていこう。



明日も謝肉祭二回本番。そして夜はこうもり。
いそがしぃぃぃ。ひぃぃ。



今日の言葉*
「自然の中に生きていると心がなごむ。この地球の自然なしには
人間は生きていけない。というより人間も地球の自然の一部なのだ。
地球を離れては、人間は呼吸することすらできない。宇宙人が地球に
やってきたらエイリアンだが、宇宙における地球人もまたエイリアンなのだよ。
地球以外にいきどころがないのが地球人だ。」
(ウォーリー・シラー ::立花隆「宇宙からの生還」より)

今日のドイツ語**
die Schildkroete;亀
諺;Erfahrung ist die beste Lehrmeisterin.
Jahre lehren mehr als Buecher.
(亀の甲より年の功)
←der Schild;(英shield)盾、甲羅、庇、防護板
→→die Schilddruese;甲状腺
→das Schild;表示板、プレート、表札、名札、標識、看板、ラベル。
←die Kroete;ヒキガエル
by sachiolin | 2009-07-01 05:45