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わたしの心の風景メモ。 


by sachiolin
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オリジナリティとは。

オリジナリティとは何であろうか。
独創とは、創造とは何であろうか。


ずっと考えてきて、
ガラスの束の一枚として」と
ふたとコップと底と水」という日記を書いて、
発展途上ではあるが、一応自分の中で、答えを見つけた。
その答えを見つける道中で、
Jiri Kylianの踊りやエマの歌などの衝撃の感動を
体感したことが大きかった。体験というのは何よりだ。


オリジナリティとは?

この問いを考えて、その道を歩き始めるきっかけとなったのは、
ある大好きなブログで出会った言葉だった。





「オリジナリティとは、個性ではなく、
 オリジンを表現すること」

心の網に、ずーっとひっかかっていた。
分からないまま、ずーっとひっかかっていた。
全てを分かろうとするのはよくないと思っているので、
分からないことは、分からないままにしている。
寝かしておくというのは、案外大事な気がするのだ。
この言葉もずっとずっと寝かして宙釣りにしてあった。


今はこの言葉の意味が昔より分かる。
その分かるという感覚が、何だか少し嬉しい。


道しるべを与えてくださった、
たからもの」に、ありがとうという気持ちが
温かく湧いてくる。ありがとうございます。


ひと目読んだ+見たときから勝手にファン。
時に背伸びして、無駄にもがいてしまう自分にとって、
その温かい文章と美しい写真は、
つま先立ちしていた足をふっとゆるめて、
もう一度柔らかな大地の感覚を掴み直すきっかけを
いつも自然に与えてくださるのだった。
人として生きていくうえで、
何を大切にしていくべきなのか。
何を見つめていくべきなのか。
求めるばかりいて、見逃しているものはないのか。
そういう問いが、自然に自分に投げかけられる。
文章と写真からからにじみ出てくる、
その温かな眼差しと、心の豊かさに
いつもほっとしたり、じーんとする。
こんな方が、作っていく町のかたちというのは、
きっと温かいのだろうなぁと、じーんとする。


家とは、HOMEとは、家庭とはなんだろうと
考えるとき、私は自然と「たからもの」を思い出す。
奥さまの「すみっこぶろぐ」を思い出す。
みんなで囲む温かなご飯と、すくすく育つキラキラした命と、
沢山の笑顔と泣き顔と、桜の美しさと、日々の闘いと喜び。
その生きる営みは、私をいつも幸せな気分にさせてくれる。
小窓からその一部を覗かせていただいているわけで
きっともっともっと大変なことも沢山あるのだろうし、
ファンだから、勝手に理想化してしまっているのかも
しれないけれど、私はいつも沢山のことを教えていただいている。
素敵だなぁ、いつか私もこんなHOMEを作りたいなぁと、
いちファンとして勝手に思い描いたりしている。



創造、独創について、
ひっかかっていた言葉たちを
ここにまとめておこう。


「創造たろうとして、脇道にそれてはならない。
通常なされていることを観察し、それをよりよくしようと
努力すればそれでよい。独創とは起源に戻ることである。」
(アントニオ・ガウディ)

「オリジナリティとは個性ではなくオリジンを表現すること。」
(「たからもの」より。コメント参照)

「創造 独創というのは、 今、自分がいるところの下、
足元を掘って掘って突き抜けたところにある。
どん底だと思ったらもっと掘れ...
創造性や独創性というものは結果から生み出されるものだ」
(養老孟司)


「問題は、どの視点を自分はいちばん得意とするかにつきる。
そしてどの視点なら自分はオリジナルでありながらも、
一般に理解できる説明ができるか、につきる。」
「大事なのは、集中力と客観性そして自分を信じる心だと思う。
この、最後のやつがいちばんくせもので、
永遠に終わることのない厳しい戦いとなる。」
(よしもとばなな)


「創造するのは意志の力ではなく、
幻想を想像する力だということだ。」
(Wagner)
by sachiolin | 2009-06-30 10:25 | 引用::